【実現しなかったのもわかる?】風変わり、いや失敗作なコンセプトカー12選
公開 : 2020.08.29 18:10 更新 : 2021.03.05 21:42
別の形で実を結んだコンセプト
VWマイクロバス、Bulli、Budd-E
復活したビートルが成功を収めた後、VWは長い間、タイプ2の次世代モデルを発売しようとしてきた。2001年には、ガソリンエンジンを搭載した「ニュー・マイクロバス・コンセプト」が作られる予定だったが、その前にスクラップされてしまった。
2011年と2016年には電動化が行われたが、どちらもコンセプトの段階を超えたものではなかった。しかし、2022年にはMEBプラットフォームを使用するID Buzzが生産開始予定だ。
ランドローバーディフェンダーDC100
2011年に公開された2つのDC100コンセプトは、ディフェンダーの後継モデルとして登場し、愛好家からはさまざまな反応が寄せられた。DC100はあくまでコンセプトに留まったが、新型ディフェンダーにはそのスタイリング要素が数多く引き継がれている。
ボルボ・コンセプトクーペ、コンセプト40.2
ボルボは2013年にコンセプトクーペ、2016年にコンセプト40.2を製作し、それぞれSPAおよびCMAプラットフォームを採用した。
だが、このトーマス・インゲンラスが描いた2作品は、ボルボの将来の方向性に合わないと判断され、スポーティな電動化ブランドとして「ポールスター」が誕生した。この2台のマシンは最終的に、それぞれポールスター1とポールスター2へと姿を変えた。
変わり種の燃料を使うクルマ
ゼネラルモーターズ・ファイアーバードXP-21
1953年に登場したこのコンセプトは、戦闘機のようなスタイリングで注目を集めた。380psのXP-21は見た目こそスタイリッシュだったが、ショールームに並ぶにはこれ以上ないほど非現実的であった。
フォード・ヌクレオン
核エネルギーが理想的な動力源として期待された時代、その欠点は明らかになっていなかった。1957年にフォードが発表したヌクレオンは、潜水艦用の小型原子炉をクルマに搭載したものだ。ありがたいことに、フォードがこのコンセプトを市販化することはなかった。
ベンチュリー・エレクトリック
モナコを拠点とするベンチュリーは、単発的なEV製造と、優勝したフォーミュラEチームでよく知られている。2006年には、ソーラーパネルと風力タービンを備える小型発電機を搭載した3人乗りのEVを発表。しかし、その航続距離はわずか50kmだった。