【価格/サイズ/内装は?】ホンダe ホンダ初の量産EV、日本発売日は10/30 充電/航続距離を解説
公開 : 2020.08.27 10:00
「ホンダe」、ついに正式発表。ホンダの100%電気自動車の日本価格が、明らかになりました。発売日は10月30日。リアモーター後輪駆動のEVについて、スペック/内装/航続距離を解説しましょう。
はじめに ホンダ・ホンダeとは
ホンダが、新型EV(100%電気自動車)の「ホンダe(ホンダ・イー)」を正式発表した。10月30日から発売する。
ホンダeは、ホンダ初の量産フルEVだ。
2019年のジュネーブ・モーターショーでプロトタイプがワールドプレミアされ、昨年の東京ショーで日本仕様のプロトタイプが参考出品されている。
ホンダでは1980年代から電気自動車の開発を進めており、1990年代後半にはハッチバック型のフルEV「EVプラス」をアメリカ、日本、スイスなどで少数リース販売したが、1999年には終了。
その後はハイブリッドやFCV(燃料電池車)の開発にウエイトを置いたが、アメリカでは2017年からFCVクラリティのフルEV版である「クラリティ・エレクトリック」をリース販売。だが、日本やヨーロッパには導入されなかった。
ホンダeは、ホンダが提案する都市型コミューター。
これまでのクルマにはない魅力を追及するとともに、EVの本質を見つめ、そして柔軟な発想で未来を見つめてつくりあげたモビリティだという。まずは、その概略を紹介していこう。
ホンダe 外観
日本仕様のホンダeのボディサイズは、全長3895×全幅1750×全高1510mm。ホイールベースは2530mm。
新型フィットと比べると、100mmほど短く、50mmほど幅広く、車高とホイールベースはほぼ同じ、といったサイズ感である。
いわゆる2BOXのプロポーションは、懐かしさや親しみやすさを感じさせながら、どことなく近未来的な雰囲気も漂わせている、独特のデザイン。
後述するRR(リアモーター/リアドライブ)の駆動方式により前後のオーバーハングを短くし、ホイールベースを長く、トレッドも広げた安定感のあるスタンスも特徴的。
円を基調としたシンプルなモチーフに、ショルダーに走る唯一のキャラクターラインはリアピラーで駆け上がり、初代シビックのイメージを継承している。
丸型のヘッドランプ&リアコンビランプ、フロントフード中央の充電/給電ポート、フラッシュ化されたドアのアウターハンドル、コンパクトなサイドカメラミラーシステム、機能美と独創性を追求したホイールなど、ディテールも凝っている。
日本仕様のボディカラーは、ホワイト、ブラック、シルバー、ガンメタに加え、走りの楽しさを際立たせる新色のイエロー、上質さを高めるブルーとレッドの全7色を設定している。