【価格/サイズ/内装は?】ホンダe ホンダ初の量産EV、日本発売日は10/30 充電/航続距離を解説
公開 : 2020.08.27 10:00
ホンダe 内装
インテリアでは、なんといっても世界初の5スクリーンを水平配置したインストゥルメントパネルが目を引く。
ステアリングの奥には8.8インチのメータースクリーン、中央には2連の12.3インチ・ワイドスクリーン、そして両サイドにはサイドカメラ・ミラーシステムのモニター。
さらにルームミラーにもセンターカメラによるモニターを採用し、人とクルマの新しいつながりを提案している。
2画面のワイドスクリーンはボタンひとつで左右の画面を入れ替えたり、アプリの履歴表示など、さまざまな表示が可能。
メータースクリーンも、速度だけでなくホンダセンシングのシステム状態やウォーニング、パワー/チャージメーターなどを表示できる。
自然な風合いのウッド調パネル、ソファのような仕立てのシートで、インテリア空間はシンプルで居心地の良いリビングにいるような感じだ。
シートやドア内張りには2トーングレーのメランジ調ファブリックを採用し、モダンなリビング空間を演出。リアシートはソファらしさを演出するためシートバックを一体化している。
ラゲッジスペースは、デイリーユースには十分な容量を確保し、後席を折り畳めばゴルフバッグを2個収納することができる。
ホンダe シャシー
ホンダeは、新設計のスモールEV専用プラットフォームを採用している。
短いオーバーハングでも衝突時の安全性を確保するため、フレームはシンプルなストレート構造とした。
また、フロアコーナー部の結合を強化したり、ボディとIPU(インテリジェント・パワーユニット)ケースのクロスメンバーを重ねて配置して、前方・側面からの衝突に対してバッテリーを保護。
さらに、リアまわりの環状骨格と合わせて車体剛性を向上し、キビキビした走りを実現している。
サスペンション形式は、前後とも基本性能に優れたストラット式による4輪独立懸架を採用。シビック・クラスに使用する容量の大きなダンパーも採用して、凹凸のある路面でも優れた乗り心地を実現している。
また、フロントのロアアームをアルミ鍛造製とすることでバネ下重量を低減。乗り心地の向上に貢献している。
RRレイアウトによるモーターの配置やステアリング機構、補器類、サスペンション構造、ボディ骨格の形状などを工夫した結果、前輪は内側に約40°、外側に約50°切れることで、最小回転半径は4.3mを実現。また、ステアリングには可変ギアレシオも採用し、取り回しを楽にしている。