【公式スケッチ】新型EV、フォルクスワーゲンID.4 航続距離500km超えか 9月、欧州発表へ
公開 : 2020.09.03 12:25 更新 : 2021.02.02 18:48
ハンドリングと快適さが向上
ID.4にはさまざまなバッテリーオプションが用意されており、最大のものは83kWhユニットと噂されている。WLTPテストサイクルで、最長500kmの航続距離を実現するという情報もある。
また、急速充電機能については、125~150kWのシステムで、30分以内にバッテリーを80%まで充電できるという。
まだ明らかにされていないが、ID.4には標準モデルと、ID.5と名付けられると予想されているクーペSUVの、2つのバージョンが登場する可能性もある。
VWグループのヘルベルト・ディースは、2017年のID.Crozzコンセプトの発表の際に「2020年には、VWの完全電動モデルを年間10万台販売することを目指しています」と語っている。
「しかし、これはほんの始まりにすぎません。2025年までには10倍の100万台に達する可能性があるでしょう」と話していた。
ID.4とID.5は、現代のスポーツカーのダイナミックなラインと、オフロードのオールテレーン機能を組み合わせることを目的としている。
VWのベストセラーSUVモデルの、ロング・ホイールベース仕様であるティグアン・オールスペースと、同等のインテリアスペースを提供するとも言われている。
前後重量配分は、大型のバッテリーがフロア内の低い位置に取り付けられ、電気モーターも車軸の前後に収納されため、48:52を実現するという。
同社は、新しいプラットフォームとシャシーによって、「ハンドリングと快適さを大きく向上させる」と自信を示している。