【フランスの3列7人乗りSUV】プジョー5008 改良新型、欧州で発表 スタイリングとシステム刷新
公開 : 2020.09.15 11:20
仏プジョーが一部改良を施した5008を、ヨーロッパで発表。先日の3008と同様に、フロントマスクを一新したほか、インテリアも変更。ブランド最新デザインを採用したファミリー向けSUVとして商品力を強化します。
スタイリングをブラッシュアップ
仏プジョーは、ファミリー向けの大型SUVの5008を刷新し、新デザインの採用、テクノロジーのアップグレード、グレード展開の見直しを行った。最近の3008欧州仕様の改良を反映している。
主な変更点はフロントマスクで、208や508といった最新モデルとデザインを揃えた。
3008と同様に、フロント全体に広がるフレームレスグリルを採用。ブランドのアイコンとなっている「牙」の形をしたデイタイム・ランニングライトが側面に配置されている。
ボンネットの前縁部にはモデルナンバーが初めて採用されたほか、グロスブラックのサイドスクープ、トレッドプレート、新デザインのヘッドライトがスタイリングのアクセントとなっている。
LEDヘッドライトおよびブレーキライトは全車に標準装備され、テールライトはトランクのスモークパネルと一体化している。
インテリアには最新のiコクピットを採用。10.0インチのインフォテインメント・タッチスクリーン、「ピアノキー」と呼ばれるスイッチ類、カスタマイズ可能な12.3インチのデジタルメーターで構成され、現行モデルよりも質感を高めている。
ワイヤレスのスマートフォン充電、Apple CarPlay、Android Autoは全車に搭載されており、改良に伴い3つのUSBソケットが新たに追加された。
運転支援もアップグレード
標準装備のドライブモードセレクターにはノーマル、スポーツ、エコが用意されている。
また、ナイトビジョン、アダプティブ・クルーズコントロール、レーンポジションアシスト、自動緊急ブレーキ、交通標識認識機能などの運転支援システムも標準装備となった。
イギリス市場向けのパワートレインはこれまでと同様に、2種類のガソリンエンジンと2種類のディーゼルエンジンから選択でき、出力は130psから180psまで幅広い。
エントリーモデルの1.2L 3気筒ガソリンエンジンと1.5L 4気筒ディーゼルは、6速MTまたは8速ATと組み合わされる。1.6L 4気筒ガソリンと2.0L ディーゼルはATのみ設定。
欧州仕様のグレードは「アクティブ」、「アリュール」、「GT」の3種類が用意されている。それぞれオプション・パッケージによって装備の追加やスタイリングの変更が可能だ。
例えば、エントリーグレードのアクティブには17インチ・アルミホイール、ハンズフリースタート、デュアルゾーンエアコンが装備されているが、「アリュールパック」を選択すれば、電動格納ミラーやフロントパーキングアシスト、180度バックカメラが追加される。
イギリスにおける発売は2020年末を予定している。英国価格は未発表だが、現行モデルの2万8980ポンド(406万円)から若干値上がりすることが予想される。