【ワゴニア復活】ジープ・グランドワゴニア・コンセプト 3列シート車 アメリカンSUVの真骨頂、初公開
公開 : 2020.09.04 02:45 更新 : 2020.09.04 08:49
7人乗りの内装 1列目に4枚のスクリーン
インテリアは、モデル史上初となる3列シートの7人乗りレイアウトを採用している。
大きな窓と全面ガラスルーフにより、全方位からの視界を確保。ジープによると、ガラスは「環境に優しく、完全にリサイクル可能なサステナブル素材で、豊富な天然素材を使用しています」とのこと。
ダッシュボードにはブラックガラスのパネルが、スピーカーやシフトセレクターにはアルミニウムが使用されている。また、このモデルの伝統に敬意を表して、インストゥルメント・ディスプレイとドアパネルにはウッドインレイが採用された。
車内にはサステナブルな素材がふんだんに用いられている。ヘッドライナーはダイナミカのマイクロファイバー・スエード、フロアマットはリサイクル素材の「Thrive」、シートやドア、コンソール、インストゥルメントパネルに合成繊維「PUR」が使われている。
内装で特徴的なのは、1列目に4つの大型デジタルディスプレイが搭載されていること。
12.3インチのデジタルメーター、12.1インチのセンタータッチスクリーン、10.25インチのクライメートコントロールパネル、助手席の前に設置された10.25インチのタッチスクリーンという構成だ。
2列目シートにも10.1インチのタッチスクリーンが装備されており、クライメートコントロールパネルも使用できる。
車載システムには、FCA最新のAndroidベースのUconnect 5を搭載しており、現行モデルの5倍の速さで動作するという。
23スピーカー24チャンネルのオーディオシステムは、ホームオーディオブランドのマッキントッシュ社が開発したもので、今回の自動車デビューに合わせて、アルミとグロスブラックのデザインに仕上げられている。
「プレミアムSUVの再定義」 ジープ幹部
ジープブランドのグローバルプレジデントであるクリスチャン・ムニエは、次のように述べている。
「今後数年でジープの各モデルの電動化が進み、ワゴニアが再導入されることで、わたし達は新しいセグメントとよりプレミアムな空間への進出を急速に進めています」
「ワゴニアは、伝統的なジープブランドとその比類のない能力、信頼性、自由に根差しており、その復活により、新しいレベルのデザインディテール、先進の安全性とテクノロジー機能を備えた、よりプレミアムな領域へと拡大することができます」
「グランドワゴニア・コンセプトは、この時代を超えたアイコンを現代的に表現したものであり、ベンチマークとなるプレミアムSUVをどのように再定義し、再構築していくかを示唆するものです」