【小変更でPHEV版を追加】ルノー・メガーヌ・スポーツツアラー E-テックへ試乗

公開 : 2020.09.10 10:20

ドライビング体験もデザインも好印象

切り初めのレスポンスは、クリオほどの素早さはない。しかし充分シャープにクルマの向きを変えていく。反応の正確性も高い。端的にいうなら、扱いやすい。

インテリアも、クリオほどスタイリッシュではないものの、実用性は高い。後部座席は広々だし、荷室容量は447Lとライバルより大きい。シートはアルカンターラとレーザーが用いられ、上質でサポート性にも優れている。

ルノー・メガーヌ・スポーツツアラー E-テック(欧州仕様)
ルノーメガーヌ・スポーツツアラー E-テック(欧州仕様)

エアコンなど、インターフェイスのすべてをモニターに集約せず、物理的なボタンが残されている点も高く評価したい。9.3インチのタッチモニターで操作するインフォテインメント・システムは、反応でクラストップとはいえないだけに、ありがたい。

PHEV版のメガーヌ・スポーツツアラーの英国価格は、3万685ポンドから。RSラインでは、3万2685ポンド(457万円)になる。

メガーヌ・スポーツツアラー E-テックは、EVモードでの航続距離がライバルより少し短い。しかし、ドライビング体験では、まとまりに優れる。好みの問題はあるにしろ、見た目もハンサムだと思う。

PHEVの魅力を最大限に活かすなら、バッテリーのこまめな充電は欠かせない。しかし英国では、3時間で満充電にできる家庭用充電器、ウォールボックスが標準で付いてくる。充電の悩みは、だいぶ小さくできるといって良いだろう。

ルノー・メガーヌ・スポーツツアラー E-テック(欧州仕様)のスペック

価格:3万2685ポンド(457万円)
全長:4626mm
全幅:1814mm
全高:1441mm
最高速度:178km/h
0-100km/h加速:9.8秒
燃費:77.1km/L
CO2排出量:30g/km
乾燥重量:−
パワートレイン:直列4気筒1598cc自然吸気+電気モーター
使用燃料:ガソリン
バッテリー:9.8kWhリチウムイオン
最高出力:160ps(システム総合)
最大トルク:−
ギアボックス:7速オートマティック

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