【新型VWゴルフに対抗】次期プジョー308 PSEモデルは300ps超え 2022年に、欧州導入か
公開 : 2020.09.10 05:50
次期「プジョー308」は、2022年の導入に向けて開発を進行中。プジョー・スポール・エンジニアード(PSE)のエンブレムを掲げる高性能モデルは、300ps以上を発揮。VWゴルフ・シリーズに対抗します。
次期型308 開発車両を激写
プジョーの新時代を先導するモデルとなる、次期「プジョー308」のプロトタイプが目撃された。
2022年にヨーロッパに導入予定の新しい308は、現行モデルのデザインから離れ、新型208、2008、508、3008と5008のフェイスリフトモデルに近いスタイリングになると考えられている。
今回撮影された写真は、カモフラージュが全体に施されており、正確な外観まではわからない。
しかし、突き出たロア・バンパー、新意匠のフレームレス・グリル、鋭いヘッドライトを備えながら、全体的には丸みを帯びたフロントエンドに置き換わるようだ。
縦型のデイタイム・ランニング・ライトが、採用される可能性も高い。
ルーフラインは、リアに向けてより角度のついた弧を描いているため、ハッチバック・ボディは今までより長く低く見える。
新デザインのサイド・ミラー、控えめなリア・スポイラー、シャークフィン・スタイルのアンテナなど、新たなディテールを確認することができる。
プジョーのCEO、ジャン・フィリップ・アンパラトは以前、308がほかの最新型プジョーの大胆なスタイリングをベースとしてデザインされると、ほのめかしていた。
アンパラトは、ブランド復活のカギは「デザインを最優先事項とすることです。それによりブランドイメージも回復します」と話すほど、スタイリングがブランドの鍵だと認識している。
プジョー・スポール・エンジニアードも
プジョーのラインナップ変革のけん引役として、現行型308は2014年に発売された。それに続いて、より大胆なスタイルで成功をおさめた3008、5008、208、2008が続けざまに投入されている。
2021年末に発表、2022年に欧州導入が予想されている次期308は、再びプジョーの新時代の礎となることが期待されている。
新しいモデルには、現行型308を含む、12を超えるグループPSAのモデルに使われている、EMP2プラットフォームの更新バージョンが採用される。
これまでのPSAの戦略では、EMP2の車種にはプラグインハイブリッド仕様、コンパクトなCMPの車種にはフルEVを用意し、既存のガソリンおよびディーゼルとともに提供されてきた。
次期308の主要モデルは、プラグインハイブリッドが搭載できるよう設計されており、1.6Lガソリン・エンジンと、電気モーターを組み合せ、前輪を駆動するパッケージとなる。
また、高性能モデルを担当する部門「プジョー・スポール・エンジニアード(PSE)」によって開発され、リア・アクスルに電気モーターを追加した四輪駆動バージョンも提供される。
スポーティなシャシーと、アップグレードされたスタイリングを備え、300ps以上を発揮するホットハッチで、フォルクスワーゲン・ゴルフRに対抗する形になる。
なお、次期308シリーズには、5ドア・ハッチバックとワゴン・ボディが提供されるだろうが、収益性の低い308 CC(クーペ-コンバーチブル)は登場しない見込みだ。