【意外な共通点】シルビアやソアラ 国産ネオクラシック人気車 1980〜90年代 国内市場の大変化が背景

公開 : 2020.09.10 10:40  更新 : 2021.10.22 10:14

中古車価格、比較的求めやすいことも

ネオクラは、本格的なクラシックカーに比べると、中古車価格が比較的求めやすいことも特徴だ。

2代目スープラのノーマルエンジンを搭載したSZなら、1990年代の後半に製造された車両が150〜250万円で販売される。買い得とはいえないが、極端な高値でもない。

S13型5代目シルビアは、1990年前後に製造された車両が140〜180万円だ。

アルテッツァはセダンとあって流通台数も多く、シングルカムのAS200であれば走行距離が5万km以下で50万円前後の車両も見つけられる。

チューニングされた中古車は、疲労していることも考えられるから避けた方が無難だが、動力性能の大人しいAT車なら無理をしないで使われている可能性も高い。

いずれにしても20〜30年前に製造されたので、車両によって状態が大きく異なるから、自分で確認する必要がある。

中古車選びでは、安心できる店舗で保証の付帯した車両を選ぶことが大切だが、ネオクラはこの傾向が特に強い。

慎重に、楽しみながら選んでいただきたい。

記事に関わった人々

  • 渡辺陽一郎

    Yoichiro Watanabe

    1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年間務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向した。「読者の皆様にケガをさせない、損をさせないこと」を重視して、ユーザーの立場から、問題提起のある執筆を心掛けている。買い得グレードを見極める執筆も多く、吉野屋などに入った時も、どのセットメニューが割安か、無意識に計算してしまう。

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