トヨタの東京モーターショー出展概要
2013.11.05
トヨタの東京モータショーに出展するクルマが発表された。テーマは前回に引き続き「FUN TO DRIVE, AGAIN.」だ。
FCVコンセプト (写真上)
セダンタイプのボディに小型・軽量化した自社開発の新型燃料電池(FCスタック)や70MPa高圧水素タンク2本を、床下に配置した高効率パッケージを持つコンセプト・モデル。このFCスタックは、現行のFCHV-advに搭載したスタックに較べ、2倍以上の出力密度3kW/ℓを実現。最高出力は100kW以上だという。FCシステムには、高効率の昇圧コンバーターを採用。高電圧化により、モーターの小型化と燃料電池のセル数削減を可能とし、FCシステムの小型・高性能化とシステムコストの低減に寄与し、実用航続距離は500km以上。また、水素充填は3分程度とガソリン車並みの短時間で満充填可能だ。
FV2
ハンドルではなく、ドライバーの体重移動によって、前後左右の直感的な運転操作が可能なコンセプト・モデル。フロントガラスへのAR表示に加え、ボディに設置したディスプレイ部の色や表示項目を自在に変化させることで、あたかも「愛馬」のようにドライバーとのコミュニケーションを可能とし、新たな関係を構築できるという。乗員定員は1名だ。
JPNタクシー・コンセプト
次世代タクシー・パッケージを想定したモデル。大開口電動スライドドアに、低いフロア地上高と段差のないフラットなフロアが相まって優れた乗降性を実現している。特に、子供や高齢者も楽に乗り降りできるよう配慮したほか、日常での使いやすさを追求した開放的な室内空間も確保している。パワー・ユニットは、タクシーの走行パターンに最適な、優れた環境性能と経済性をもつ新LPGハイブリッドシステムを採用する。
ボクシー・コンセプト / ノア・コンセプト
次期ボクシー/ノアのコンセプト・モデル。底床フロアが特徴だ。エンジンは2.0ℓガソリンと、1.8ℓハイブリッドをラインナップしている。
アクアGスポーツ
GAZOO Racingのテスト・ドライバーがトータル・チューニングを施したアクアのスポーツ・モデル。2013年11月の発売が計画されている。
アイ・ロード
タンデム・スタイルの新しいシティ・コミューター。EVモデル。2014年から豊田市で実証運用が計画されている。
FT-86オープン・コンセプト
噂されていた86のオープン・モデル。