【スマホにドライバー情報を記録】キア・シード1.6 CRDi 48V iMTへ試乗
公開 : 2020.09.17 10:20 更新 : 2021.03.05 21:35
スマートフォンにドライバー情報を保存
試乗に先立って、キアはUVOコネクトと呼ばれる、スマートフォンとの統合システムのデモを行った。ユーザーとして大きなトピックの1つが、個人的なクルマの設定を、スマートフォンのUVOアプリに保存できること。
次に乗る際、スマートフォンの情報をクルマ側で受け取り、ナビやラジオ、ブルートゥースなどの設定を、自動的に合わせてくれる。同じクルマを、家族で共有する場合などで便利な機能だ。
発進時に調整する、手間も時間も省ける。7年間無料で利用できるという点も大きい。
キア・シードの没個性的なスタイリングや、長めのギア比、高くはない知覚品質などは従来どおり。フォルクスワーゲン・ゴルフやフォード・フォーカスなど、ライバルを選びたくなる理由でもある。
一方で、ファミリー・ハッチバックとしての完成度は悪くはない。ドライビング体験は優れているし、標準装備も充実で、コストパフォーマンスは有利だ。また7年間の保証も魅力的。
マイナーチェンジ前ということもあり、今回の変更内容は、選択肢の順位を入れ替えるほどではない。しかし、キア・シードに興味を持つ人を引き寄せる力が、強くなったことは確かだろう。
キア・シード1.6 CRDi 48V iMT(欧州仕様)のスペック
価格:2万3500ポンド(329万円/予想)
全長:4310mm
全幅:1800mm
全高:1447mm
最高速度:199km/h
0-100km/h加速:10.2秒
燃費:20.3km/L
CO2排出量:101g/km
乾燥重量:1415kg
パワートレイン:直列4気筒1598ccターボチャージャー+ISG
使用燃料:軽油
最高出力:135ps/4000rpm
最大トルク:28.5kg-m/1500-3000rpm
ギアボックス:6速マニュアル