【マセラティ新小型SUV】マセラティ・グレカーレ、ポルシェ・マカンねらう 2021年登場 EVもつづく
公開 : 2020.09.14 20:15 更新 : 2022.03.25 18:29
マセラティが、新しい小型SUV「グレカーレ」の投入計画を明らかにしました。2021年に内燃モデルが、2022年には電動バージョンが発売される予定となっており、ブランドのけん引役として期待が寄せられています。
マセラティ・グレカーレ
マセラティは、2021年に発売予定の新しい小型SUVの投入を含む、リバイバルプランの詳細を明らかにした。
大型のレヴァンテに続く同社のSUV第2弾は、「地中海に吹く強い北東の風」にちなんで「グレカーレ」と名付けられた。
このポルシェ・マカンのライバルは、イタリアのカッシーノにあるフィアット・クライスラー・オートモービル(FCA)の工場で、アルファ・ロメオ・ステルヴィオと並び生産される。
ブランドの将来を担うこのSUVは、基盤の多くをステルヴィオと共有し、EVモデルも2022年までに到着する予定となっている。
ただし、内燃エンジンモデルでは、アルファ・ロメオのものではなく、マセラティ独自のものが使用される。
実用的かつ豪華なモデル
マセラティのグローバルプランニングのボス、フランチェスコ・トノンは、AUTOCARに対し、グレカーレは「実用的かつ豪華なモデルとなります。素晴らしいデザインと機能を備え、クラス最高のパフォーマンスとハンドリングを提供するでしょう」と語っている。
2025年までに、マセラティの売上の70%をSUVが占め、サルーンは15%に減少、最近発表されたMC20などのスポーツカーは5%となると予想されている。
2018年に元FCAのボス、セルジオ・マルキオーネは、ラインナップの全面的な見直しの一環として、この新しいSUVの投入を明らかにしている。
ラインナップには、クーペ、コンバーチブル、EVの3つのバージョンを備えるMC20に加え、内燃エンジンと電動モーターで提供される、新しいグランツーリスモとグランカブリオも含まれている。
2023~2024年までに、同社は新世代のレヴァンテとクアトロポルテを投入する。
どちらのモデルも電動パワートレインの利用が可能となり、トップスペックでは、800V電気システムと3基のモーターが搭載される。
画像 アルファ・ロメオ・ステルヴィオ・クアドリフォリオ、ポルシェ・マカン・ターボ、レンジローバー・スポーツSVR、アウディSQ7【ライバル比較】 全100枚