【初のレーシング・シミュレーター】アストン マーティン AMR-C01発表 限定150台 邦貨780万円
公開 : 2020.09.16 16:50
アストン マーティンが、レーシング・シミュレーターAMR-C01を発表しました。カーボンファイバー・モノコックと、ヴァルキリーのシートポジションを採用し、臨場感あふれるホーム・シミュレーターになっているそうです。
レーシング・シミュレーターAMR-C01
アストン マーティンは、レーシングカーにインスパイアされた、「究極のラグジュアリーeスポーツ体験」を提供する、レーシング・シミュレーター「AMR-C01」を発表した。
英国バンベリーを拠点とする、カーブ・レーシング・シミュレーターズ(Curv Racing Simulators)と共同で設計され、150ユニット限定で生産される。
AMR-C01は、アストンのデザインチームがデザインした、軽量のカーボンファイバー・モノコックを特徴としている。
ハイパーカー「ヴァルキリー」のシートポジションが再現されており、フロントエンドにはクラシックなアストン・スタイルのグリルも備えている。
eスポーツ・レースは、新型コロナウイルス感染症の影響で、世界中のモータースポーツが中断されていた時期に、飛躍的な成長を遂げた。
アストンは、新しいシミュレーターは、「eスポーツのバーチャル世界を楽しみたい方々や、実際のレースに参戦する前にスキルを磨きたいレーシング・ドライバーのために製作されました」と述べている。
エキサイティングな体験をバーチャル世界で提供
アストン マーティンのワークスドライバー兼、カーブ・レーシング・シミュレーターズのボスである、ダレン・ターナーは、「AMR-C01は、レースに対する愛情から生まれました」と述べている。
「私たちは、ユーザーが自宅でくつろぎながら、バーチャル世界のレースで素晴らしい時間を過ごすことができる、臨場感あふれるホーム・シミュレーターを製作しました」
「私たちの目標は、実際のレースと同じくらいエキサイティングな体験をバーチャル世界で提供することです」
「このシミュレーターにより、より多くの人々にレーシングカーを運転する楽しさを知っていただき、eスポーツの成長に貢献できれば幸いです」と続けた。
新しいマシンは、アセットコルサ・バーチャル・モータースポーツ・フランチャイズ・ソフトウェアと互換性があり、アストンのモータースポーツプログラムでおなじみの、さまざまなカラーリングでオーダー可能となっている。
シミュレーターは、アストン マーティンとレッドブルの、ヴァルキリー開発プログラムでも採用されており、実際のサーキットに出る前にクルマの変更点をテストするため、活用されている。
オーダー受け付けはすでに開始されており、英国での税抜き価格は、5万7500ポンド(約800万円)となっている。
最初の納品は、2020年第4四半期が予定されている。