【ブランドらしさを高めた2代目】ロールス・ロイス・ゴーストへ試乗 6.75L V12 後編

公開 : 2020.09.20 10:20

見事なまでにロールス・ロイス

ロールス・ロイスのゴーストらしい穏やかなペースで走らせれば、エンジンの放つサウンドをドライバーが聞くことは、ほぼない。ATが変速したことすら、気付かないはず。

このパワートレインは、電動化されていない、オールドスクールな大排気量エンジンの最後の1つ。6.4km/Lと燃費は悪いものの、とてもスイートだ。一方で、静かで力強い、純EVに似たドライビング体験を得ていることは皮肉でもある。

ロールス・ロイス・ゴースト(英国仕様)
ロールス・ロイス・ゴースト(英国仕様)

筆者の予想では、純EV版のロールス・ロイスも、2030年までには登場するだろう。電気自動車の走り味は、大きなラグジュアリー・サルーンにぴったり合うものだと思う。

しかし2020年の今選べるのは、大きなV型12気筒エンジンのみ。エンジンブロックにロールス・ロイスの刻印があるかどうかは関係ない。最新のゴーストは、見事なまでにロールス・ロイスだ。

ロールス・ロイス・ゴースト(英国仕様)のスペック

価格:24万9600ポンド(3394万円)
全長:5546mm
全幅:1950mm
全高:1550mm
最高速度:249km/h(リミッター)
0-100km/h加速:4.8秒
燃費:6.4-6.6km/L
CO2排出量:347-358g/km
乾燥重量:2940kg
パワートレイン:V型12気筒6749ccツイン・ターボチャージャー
使用燃料:ガソリン
最高出力:571ps/5000rpm
最大トルク:86.5kg-m/1600rpm
ギアボックス:8速オートマティック

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