ミニの最終スクープ写真
公開 : 2013.11.13 19:00 更新 : 2017.06.01 02:14
既にメーカーからティザー写真も公開されているミニだが、11月18日の発表を前に最後のスクープ・ショットが撮影された。ヨーロッパでのテスト風景を捉えたもので、フロントとリアはカモフラージュされているが、ほぼ全容が解る写真である。
新しいミニは、フロント・ライトを取り囲むLEDのデイタイム・ランニング・ライトが大きな特徴で、リア・コンビネーション・ランプも大きくされている。クーパーSモデルでは、ボンネットのエア・インテイク、リア・ルーフ・スポイラー、センダー出しのデュアル・エグゾーストなども特徴となる。
そのスタイルは、現行モデルのイメージを大きく引き継いではいるが、フロントの突出は大きくなっているようだ。
エンジン
ダイレクト・インジェクション3気筒と4気筒のターボ・エンジンが用意される。1.5ℓの3気筒は134bhp、22.4kg-m、2.0ℓの4気筒は189bhp、28.5kg-m(オーバーブースト時は30.6kg−m)のパワー、トルクを持つ。両方共レブ・リミットは6500rpmだ。
ディーゼル・エンジン
1.5ℓのダイレクト・インジェクション・ディーゼルは114bhp、27.5kg-mというパワー、トルクだ。これは従来の1.6ℓよりも7%、燃料効率が向上しているという。
シャシー
BMWのUKL1プラットフォームがベース。これはFWDおよび4WDのためのプラットフォームで、スポーティで正確なハンドリングと快適性が向上しているという。トレッドは拡大され、フロントのストラットとリアのマルチリンクはより堅いセッティングになっているという。また、バネ下重量は軽減されている。リデザインされたリア・アクスルによって、リア・シートへの乗降性は改良され、ブート・スペースも拡大している。
可変ダンバー
電子的に調整可能なダンバーが取り付けられる。モードは2つ。ひとつはスポーティなセッティングで、もうひとつはバランスのとれた快適な乗り心地を提供する。これらは内部のスイッチで調整が可能だ。
ステアリング、ブレーキ
次世代の電動パワー・ステアリングは、機敏さ、安全性、快適性の向上を目指したもの。トルク・ステア防止システムも取り付けられる。このシステムは、ハイパワーのクーパー・モデルなどが苦しんだトルク・ステア問題から開放することになる。ブレーキ・システムは、より軽くなり、フリクションも減らされている。
ボディ
サイズは大きくなったが、ボディ重量は減らされているという。高張力鋼板が重さを減らすと同時に、安全性を増し、更に機敏さを加えることになるという。
安全性
アクティブ・ボンネットは第3世代のミニに標準となる。20km/hから55km/hの間で歩行者との衝突が起きた場合、自動的にボンネットがせり上がるシステムだ。