ポルシェAG公認のオーナーズクラブとして熱心に活動続けているのがポルシェ356クラブ・オブ・ジャパンです。ポルシェ356クラブ・オブ・ジャパンにとって全国規模のイベントが、2年毎に開催される356ホリデーです。この356ホリデーは毎回各支部がホスト役として運営するもので、今回は九州支部の企画により、雄大な景色のなかでドライビングも楽しめる阿蘇山周辺を舞台に行われました。地元の九州はもちろんのこと、首都圏や中部、関西からも数多く参加し51台／91名が集まりました。

初日の26日は南阿蘇にある屋外ステージのアスペクタに集合。アスペクタのグリーンの上にはタイプごとに356が並べられ、356ファンにとっては夢のような光景が広がった。コンクール・デレガンスの審査が終わったところで、356をながめながらグリーンの上で仲間と共にランチを。門司港ホテル自慢のバスケットに入った特製のランチ・セットに舌鼓を打ちました。

　ランチの後は356クラブとしては初の本格的ラリーに挑戦。ヒストリックカー・ミーティングの主催者が、ルートの作成から計測までを行う本格的なラリーなのです。PCでは規定タイムにいかに近く走るかを競うもので、難易度の高い3連続PCが2か所もあり、メンバーたちは真剣にアタックしていました。

　356ホリデーの重要なプログラムのひとつがガラ・パーティです。この日のためにポルシェ本社から来日したコミュニケート・マネージャーのベンジャミン・マジャラックス氏やアメリカの356レジストリーのケン・イトー氏も参加し、インターナショナルな顔ぶれで始まりました。青山会長のあいさつで始まったパーティは、食事後にラリーの表彰式が行われました。コンクール・デレガンスの表彰では、様々な特別賞が贈られたのちに、ベスト・オブ・ショーには吉塚会員の1959年型356A クーペが選ばれました。