【価格/サイズ/内装は?】マツダMX-30 ガソリン・マイルドハイブリッドを解説 魂動デザインの新解釈 10/8発売

公開 : 2020.10.08 11:00  更新 : 2021.10.11 09:35

マツダMX-30 内装

インテリアでは、フリースタイル・ドアの採用による開放感を実現するため、フローティング・テーマによる構成で統一されている。

コクピットは、マツダ車に共通するドライバーを中心としたレイアウトは変えずに、水平基調を強めてインテリアをよりシンプルかつワイドに表現している。

マツダMX-30の前席内装(内装色:ホワイト/シート:クロス+合成皮革)+ベーシックpkg/モダンコンフィデンスpkg
マツダMX-30の前席内装(内装色:ホワイト/シート:クロス+合成皮革)+ベーシックpkg/モダンコンフィデンスpkg    上野和秀

エアコン操作パネルをタッチディスプレイとしてシンプル化を進め、センターコンソールやインパネのアッパー部、メーターフードなどをフローティングさせて、空間の軽さと連続感を引き立てている。

とくにインテリア空間の特徴の1つとなっているフローティングコンソールは、操作部を集約し、周辺の本体から切り離したもの。新たに採用されたタッチパネル・ディスプレイとも相まって、MX-30のモダンさのハイライトとされている。

また、コルク栓を作る時の端材を活用したヘリテージコルク、リサイクル糸を約20%使用したリサイクル・ファブリック、生産プロセスで有機溶剤を使用しないプレミアムビンテージレザレット(人工皮革)など、環境に優しい素材がインテリアに採用されている。

インテリアのトリムは、ベーシックなクロスのブラック内装、ホワイト合皮とメランジ調クロスを組み合わせたホワイト内装、ブラウン合皮とデニム調クロスを組み合わせたブラウン内装を設定。

ラゲッジスペースはクーペSUVというスタイルながら、フル乗車時でも約400Lの容量が確保されている。

マツダMX-30 パワートレイン

MX-30のマイルドハイブリッドは、直噴ガソリンエンジンの「スカイアクティブG 2.0」をベースとし、マイルドハイブリッド・システムの「Mハイブリッド」を組み合わせた「eスカイアクティブG」と呼ばれるもの。

eスカイアクティブとは、エンジン/モーター/ブレーキ/ジェネレーターなどを協調制御し、効率的なだけでなく滑らかで上質な動的性能を実現するマツダの電動化技術の総称だ。

マツダMX-30(マシーングレープレミアムメタリック/AWD)
マツダMX-30(マシーングレープレミアムメタリック/AWD)    上野和秀

エンジンは、最高出力156psと最大トルク20.3kg-mを発生する2Lの直4ガソリン。これに、6.9ps/5.0kg-mを発生する電気モーターを組み合わせている。動力用のバッテリーは、24Vのリチウムイオン電池。

ブレーキ by ワイヤ方式による回生強調ブレーキシステムも技術的なトピックの1つ。ペダル操作量からドライバーが必要な制動力を判断。この制動力の範囲内でエネルギー回生を行いながら不足分を摩擦制動力で補い、ドライバーの意図どおりのブレーキングを図る。

また、エンジンの始動方式を従来のスターターからベルト伝達のモーターに変えたため、再始動が素早くなった。さらに、減速時や停車前などのエンジン停止領域を拡大。再始動時の振動・音の低減も図られている。

組み合わされるトランスミッションは6速AT。シフト操作はユニークな逆L字型のパターンで、直感的かつ簡単・確実な操作がしやすい。ステアリングのスイッチで、マニュアルモードでの走行も可能。駆動方式は、2WD(FF)と先進の4WD「iアクティブ4WD」が設定されている。

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

関連テーマ

おすすめ記事

 

人気記事