【意外なコラボ作品】ベルトーネxダイハツ いすゞxジウジアーロxロータス ほか 前編
公開 : 2020.10.18 07:20 更新 : 2022.08.08 07:36
いすゞ・ピアッツァ
ジョルジェット・ジウジアーロがデザインしたクルマは、ひと目見ただけでわかる。1979年に登場した、いすゞのフラッグシップ・クーペも例外ではない。
コンセプトモデルが発表されると大反響を呼び、わずか2日間で量産化が決定したという。いすゞは事前にジウジアーロへシボレー・シェベットを届けており、仕事はスムーズに進んだようだ。
シェベットがベースとするTカーと呼ばれるプラットフォームは、1974年に発売されたジェミニも採用するもの。ヴォグゾール・シェベットや、オペル・カデットなどとも共有している。
量産版ではピアッツァと命名されたが、スタイリングはコンセプトカーに近かった。ステアリングホイールのそばまで、メータークラスター両脇から飛び出した操作系も再現された。
間違いなく、見た目は良かった。しかし、リア・サスペンションは期待はずれのリジットアクスル。自動車レビューの内容は奮わなかった。
ピアッツァには、ロータスも関わっている。ハンドリング・バイ・ロータス仕様では、サスペンション・スプリングやダンパー、ジオメトリーが改められ、ターボのパワーによるリアタイヤの挙動を落ち着かせた。小さなクーペに、面白いハンドリングを与えていた。
マニアな小ネタ
ハンドリング・バイ・ロータス仕様となったのは、ピアッツァだけではない。ビッグホーンやジェミニにも、ヘセルのチューニングが施された仕様があった。
この続き、残りの5台は後編にて。