【価格/サイズ/内装は?】アウディA4(B9)改良新型、日本発売 セダン/アバント/S4を解説 ディーゼル導入も

公開 : 2020.10.07 22:02  更新 : 2021.04.26 14:56

アウディ「A4シリーズ」の日本仕様が、ビッグ・マイナーチェンジ。セダン、ワゴン仕様のアバント、車高の高いオールロード・クワトロ、さらにS4シリーズが改良型にアップデート。価格/装備/エンジンを解説します。

はじめに A4がマイナーチェンジ

text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

10月7日。アウディ日本法人は、プレミアム・ミッドサイズセダン/ワゴンのアウディA4シリーズの改良新型を発表した。

セダン、アバント、オールロード・クワトロに加えて、S4セダン、S4アバントが、同日発売されている。

改良新型A4セダン(日本仕様)
改良新型A4セダン(日本仕様)

アウディ ジャパンでは今回の変更で「新型」という表現を使っているが「フル・モデルチェンジに匹敵する」ともアナウンスしているので、改良型は、いわゆる「ビッグ・マイナーチェンジ」にあたるだろう。

さて、アウディA4はアウディ80をルーツとする、Dセグメントに属するセダン&ワゴンだ。

アウディ80は初代が1972年に誕生し、4代続いた。1995年にA4と名称も一新されたが、プレミアム・ミッドサイズセダン&ワゴンというフィロソフィは引き継がれた。

現行型は2015年に発表された5代目(80から数えれば9代目)で、日本では2016年から販売されている。

アウディ80の時代から、日本でも欧米でも、M・ベンツCクラスBMW 3シリーズという強力なライバルと鎬を削り合っているアウディA4。大きく変わった改良型の概略を紹介していこう。

改良新型アウディA4 外観

改良新型A4のボディサイズは、全長4760×全幅1845×全高1410mm、ホイールベースは2825mm。従来型よりも全長は10mm長く、全幅は5mm広くなったが、ホイールベースと全高は変わらない。

ボディパネルは、ほとんどすべてが新しくなっている。よりスポーティなデザインとなり、ダイナミックなスタイルへと進化を遂げた。

改良新型A4セダン(日本仕様)
改良新型A4セダン(日本仕様)

フロントまわりでは、シングルフレームグリルがよりフラットでワイドなデザインとなり、彫刻的な造形のクロスバーを設置。

ヘッドライトでは、従来型にあった下端のエッジ部分がなくなり、その下には内側に向かってシャープな角度を描く五角形の大型エアインテークが配置されている。

サイドビューはアウディの上位モデルのデザインを継承した。フェンダー上部の筋肉質な造形と、前後フェンダー間の低い位置に走る印象的なショルダーラインが特徴的だ。

こうした要素が相まって、力強い造形がホイール上に生み出され、このクルマがアウディのDNAともいえる「クワトロ」の遺伝子を受け継いでいることを暗示している。

リアまわりでは、左右のテールライトはクロームストリップで繋げられ、A4の幅広さを強調。Cd値は、A4セダンで0.25、A4アバントで0.27を達成している。

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