【価格/サイズ/内装は?】アウディA4(B9)改良新型、日本発売 セダン/アバント/S4を解説 ディーゼル導入も
公開 : 2020.10.07 22:02 更新 : 2021.04.26 14:56
改良新型アウディA4 内装
インテリアは広々としたスペース、軽快なデザイン、そしてハイテク機能を特徴としている。
幅広い左右対称のセンターコンソールでは、かつてMMIコントロールターミナルと右側のボリューム用ロータリースイッチがあった場所には、新たに収納スペースを設置した。
また、インストゥルメント・パネル上端とドアトリムには、乗員に閉塞感を与えることなく、フロントシートを取り囲むような「ラップアラウンド」と呼ばれるデザインエレメントが採用されている。
水平基調デザインのインテリアは、幅広いエアベントとインストゥルメント・パネルの大型装飾パネルが特徴的。その中心部には、新しい操作システムの中心的な役割を果たす、スリムなMMIタッチディスプレイが標準装備され、その奥行きはわずか13mmしかない。
フロントシートは人間工学に基づいた形状を採用し、標準シート、ヘッドレスト一体型で菱形パターンなどを備えたスポーツシート、およびSスポーツシートを設定。
ベースモデル以外はヒーター内蔵で電動調整機能付きだ。
セダンのトランク容量は460L。ワゴンのアバントは5名乗車時でも495Lを確保しているが、リアシートを折りたためば1495Lにまで拡大することができる。またオートマティック・テールゲートも標準装備している。
改良新型アウディA4 パワートレイン
改良新型A4セダンとA4アバントは、パワースペックの異なる2種類の2L直列4気筒の直噴ターボ、「2.0 TFSI」を搭載している(S4に関しては後述する)。
35系に搭載されるものは、最高出力150ps/最大トルク27.5kg-mを発生する。
そして45系とオールロード・クワトロに搭載されるものは、最高出力249psと最大トルク37.7kg-mを発生。
そのどちらにも、ベルト駆動式オルタネーター・スターター(BAS)と12Vのリチウムイオン・バッテリーを用いたマイルドハイブリッド・ドライブシステムを採用する。
これにより、エネルギー回生機能を高めたり、コースティング(惰力走行)時にエンジンを完全停止するなどして、さらに効率的で快適なドライビングを可能としている。
組み合わされるトランスミッションは、より効率を高めた7速Sトロニック(DCT)で、マニュアル操作用のパドルシフトも装備。駆動方式は35系はFWD、45系とオールロードクワトロはクワトロ4WDを採用している。
なお、ディーゼルエンジン搭載モデルも、2021年初頭の導入が計画されている。