【駐車場にクルマがない!】増える自動車盗難、他人事にあらず クルマを盗まれぬよう、今できること

公開 : 2020.10.11 05:50  更新 : 2023.03.31 09:35

面倒だと思わせるためにできること

窃盗団に諦めてもらうためにまず真っ先にやってもらいたいのが、セキュリティの装着だ。

プロの窃盗団にかかればセキュリティの付いていない90年代の国産スポーツカーなどは赤子の手をひねるよりも簡単に盗み出せてしまうが、セキュリティが付いていればそれだけ時間がかかることになる。

さらにステアリングロックやペダルロックといった物理的な固定具も効果を発揮する。

もし駐車している位置が壁際だったら、壁側に目いっぱいステアリングを切った状態でステアリングロックをすれば、押し出したり引っ張り出したりすることが難しくなるためさらに効果的と言えるだろう。

そして駐車する場所にも気遣いをするとなお良いだろう。

すでに駐車場を契約している人は新たに探すというのはハードルが高いかもしれないが、これから駐車場を探そうとしている人は、人通りやクルマ通りの多い場所が好ましい。

大切な愛車だけに人目に付きにくい場所の駐車場にしまっておきたい、という気持ちが起こるかもしれないが、窃盗団にしてみれば人目に付きにくい場所ほど盗難の作業に適した場所はないのである。

あとは、自宅の駐車場であれば駐車場に向けて防犯カメラを設置することや、クルマの前に自転車を止めておくといった些細なことでも窃盗団の気持ちをそぐことはできる。

とにかく「盗難対策をしているぞ」ということをアピールすることが最も大きな予防となるのだ。

記事に関わった人々

  • 小鮒康一

    Koichi Kobuna

    1979年生まれ。幼少のころに再放送されていた「西部警察」によってクルマに目覚めるも、学生時代はクルマと無縁の生活を送る。免許取得後にその想いが再燃し、気づけば旧車からEV、軽自動車まで幅広い車種を所有することに。どちらかというとヘンテコなクルマを愛し、最近では格安車を拾ってきてはそれなりに仕上げることに歓びを見出した、尿酸値高い系男子。

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