【5か月だけの豪華仕様】シトロエン2CV AZAMエキスポート ルノーR4に対抗 後編
公開 : 2020.10.25 16:50 更新 : 2021.03.05 21:42
番外編:ほかにもあった変わり種2CV
AZL3
ベルギー工場で作られた、リプル・ボンネット付きの6ライト・ボディ。装備が充実し、切り取られたリアフェンダーと、独立したスペアタイア収納が付いていた。
1957年から1960年まで作られ、新しいボンネットのフェイスリフト版に置き換わる。18psエンジンとAZAMと同様の装備を獲得し、1963年にAMZ3として名称を変更。1967年まで作られた。
2CV 4×4サハラ
1958年に発表された、ツインエンジン版の2CV。1960年から1967年にかけて、リプル・ボンネットを載せて作られた。1971年の例外を加えて、694台が製造されている。一部はスペイン工場でも生産された。
AZAM 6(スペイン)
602ccを装備し、1966年から1972年までスペインのヴィーゴ工場が組み立てたAZAM仕様。フランスのAZAMには備わる、クロームメッキのバンパーなどが付いていない。
AZAM 6(ベルギー)
602ccを装備した、AZL3の兄弟モデル。黒色のダッシュボードやアミ6譲りのメーターパネルなど、AZAMエクスポートと同じ装備を採用。1965年から1968年まで売られた。
2CV ミキスト
大きなテールゲートを持つハッチバックとして、1962年から1967年にかけて、シトロエンのカタログモデルになっていた。製造はENAC社。
リアガラスはトランクリッドと一緒に跳ね上がり、折りたたみ式のリアシートと、フラットな荷室を用意。スペアタイヤはボンネット内だ。AZAM仕様でも選べた。
2CV スペシャル
4枚窓のボディに丸いヘッドライトを装備した、質素版。1975年から1978年にかけて作られ、エンジンは435ccでボディはシトロン・イエローのみ。英国には輸入されていない。
1979年には6枚窓のボディに戻り、ボディ色の選択肢も増やされた。その後、602ccの2CV 6スペシャルに置き換わっている。