【最高出力462ps】アウディQ8にプラグイン・ハイブリッド搭載 2モデルを欧州で発表
公開 : 2020.10.14 11:50
アウディのフラッグシップSUV、Q8のプラグイン・ハイブリッドモデルが発表されました。低燃費を実現するとともに、上位モデルにはシステム出力462psを発揮する強力なパワートレインが採用されています。
上位モデルは「コンペティション」
独アウディは、プラグイン・ハイブリッドの新型Q8 55 TFSIeとQ8コンペティション60 TFSIeを欧州で発表した。
フラッグシップSUVであるQ8は、A3、A4、A5、A6、A8、Q5、Q7に続き、アウディのラインナップの中でプラグイン・ハイブリッドシステムを搭載するモデルとなった。
55 TFSIeおよびコンペティション60 TFSIeは、Q7 60 TFSIeに搭載されている3.0L V6エンジンを搭載。360psのエンジンパワーを、8速ATに組み込まれた電気モーターがアシストする。
7万3860ポンド(997万円)の55 TFSIeは合計出力381psと61.2kg-mのトルクを発生。一方、8万5750ポンド(1158万円)のコンペティション60 TFSIeではそれぞれ462psと71.3kg-mまで跳ね上がる。
0-100km/h加速は55 TFSIeが5.8秒、60 TFSIeは5.4秒である。どちらのモデルも最高速度は電子制御で240km/hに制限されている。
電力のみでの航続距離は、WLTPサイクルで45km。燃費は41.2~42.5km/Lを達成し、CO2排出量は65~66g/kmとなっている。
両モデルともに、V6エンジンを休止する「EV」と、電気モーターとエンジンを適宜自動で切り替える「ハイブリッド」の2つの走行モードが用意されている。
MMIインフォテインメント・システムには、リアルタイムの交通情報や気象情報を利用して、電気走行に最適なルートを予測するアシスト機能が搭載された。
アウディによると、17.8kWhのリチウムイオン・バッテリーは、7.4kWのウォールボックスから2時間半でフル充電できるという。
回生ブレーキ機能も搭載されており、惰性走行時には最大25kW、ブレーキペダルを踏んだ状態では最大80kWを発生させることができる。