【詳細データテスト】ホンダ・ジャズ(フィット) 抜きんでた広さの車内 燃費/洗練性に優れたドライブトレイン クルマ好きには訴えかけず

公開 : 2020.10.17 11:50  更新 : 2020.10.17 12:02

使い勝手 ★★★★★★★☆☆☆

インフォテインメント

インフォテインメントのアプローチは、大幅な進歩がみられる。テスト車は9.0インチのタッチ式ディスプレイを装備。ハイテクなEVのホンダeと同じOSを用いるシステムだ。最上位グレードのEXには、ガーミン製のナビが与えられる。

たしかに、そのナビはベーシックなものだ。しかし、SRグレード以上にはワイアレス接続可能なApple CarPlayとAndroid Autoが装備される。ガーミンのナビを当てにするユーザーはそう多くないだろう。

システムは先代より大きく進歩した。スマートフォンとのミラーリングはワイアレスで行える。となれば、充電もワイアレスでできればよかったのだが。
システムは先代より大きく進歩した。スマートフォンとのミラーリングはワイアレスで行える。となれば、充電もワイアレスでできればよかったのだが。    JOHN BRADSHAW

ナビ以外のシステムはすばらしくよくできている。反応遅れは最小限で、インターフェイスの総体的なデザインは上出来。ショートカットボタンは運転席から使いやすい位置に設置され、USBポートの数は多い。

ここまでやって、ワイアレス充電装置が備わらないのは不思議な気もする。せっかくBluetoothでミラーリングができるのに、結局はコードをつながないと充電できないというのは手落ちのようにも思えるのだが。

燈火類

オートライトは全車標準装備。ロービームの照射範囲と明るさは必要十分で、非難の的にはならない。ハイビームは試す機会がなかった。

ステアリングとペダル

ペダル配置に窮屈さはなく、ステアリングコラムに気になるオフセットはない。全体的に、アジャスト性は上々だ。

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