【詳細データテスト】ホンダ・ジャズ(フィット) 抜きんでた広さの車内 燃費/洗練性に優れたドライブトレイン クルマ好きには訴えかけず

公開 : 2020.10.17 11:50  更新 : 2020.10.17 12:02

購入と維持 ★★★★★★★★☆☆

Bセグメントの一般的なモデルに比べれば高い価格設定だが、ハイブリッド組のライバルであるヤリスやクリオに比べれば、十分に勝負できる値付けだ。

テストした最上位グレードのEXは2万1385ポンド(約299万円)だ。トップグレード同士の比較であればクリオの2万2095ポンド(約309万円)やヤリスの2万4005ポンド(約336万円)より安い。

ジャズの残価予想は、ハイブリッドカテゴリーのライバルであるクリオとヤリスに無視できない差をつけている。
ジャズの残価予想は、ハイブリッドカテゴリーのライバルであるクリオとヤリスに無視できない差をつけている。

さらに、ジャズは装備内容は充実している。しかも、残価予想ではライバル2台を上回り、残価設定ローンでの支払いも抑えられることになりそうだ。

また、このパワートレインにはランニングコストのマージンもある。クリオも燃費では太刀打ちできるが、英国における新たな税制優遇の対象からは外れてしまった。この時点で、最新の2台には差をつけられている。

ジャズのテスト時の平均燃費は21.3km/Lで、計算上の航続距離は800kmオーバーだ。対するヤリスは18.1km/Lで、2018年にテストしたフォルクスワーゲン・ポロの1.0Lモデルは15.2km/Lだった。燃費重視のクルマ選びをするなら、このアドバンテージは強い説得材料になるはずだ。

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