【プーマは標準グレードが一番】フォード・プーマ STライン X ヴィニャーレへ試乗 後編
公開 : 2020.11.01 10:20
プーマを選ぶならエントリーグレード
プーマのトップ・トリムグレードとなる、STライン X ヴィニャーレ。モデル上位の価格を付けるが、コンパクト・クロスオーバーとして、ドライバーにより多くの笑顔を与える内容ではない。セールスマンは、オススメするかもしれないが。
これまでの試乗で見えてきたが、プーマのトリムグレードは、低い方が魅力度は高いようだ。もしプーマを選ぶなら、エントリーグレードのチタニウムで、標準サスに17インチ・ホイールの組み合わせがイイ。
エンジンはハイパワーな方の155psマイルド・ハイブリッドで、トランスミッションは6速MT。お好みで、オプションのテクノロジー・パッケージと、ドライバー・アシスタンス・パッケージを加えたい。
この内容なら、はるかに洗練された動的性能と、角の取れた乗り心地を備えるプーマに仕上がる。インテリアの装備も妥当。
もちろん価格はヴィニャーレより安い。それでいながら、はるかに運転を楽しめるはず。
フォード・プーマ 1.0T 125 STライン X ヴィニャーレ(英国仕様)のスペック
価格:2万6840ポンド(362万円)
全長:4207mm
全幅:1805mm
全高:1537mm
最高速度:186km/h
0-100km/h加速:10.2秒
燃費:16.1-16.4km/L
CO2排出量:138-140g/km
乾燥重量:1280kg
パワートレイン:直列3気筒999ccターボチャージャー
使用燃料:ガソリン
最高出力:124ps
最大トルク:20.4kg-m
ギアボックス:7速デュアルクラッチ・オートマティック
駆動方式:前輪駆動