【アルファードに負けるも……】日産エルグランド、どんなひとが買っているのか 意外? 輸入車層が興味
公開 : 2020.10.26 11:51 更新 : 2021.10.13 12:19
意外? 検討/購入するユーザーとは
今回は首都圏にある日産ディーラーに現在エルグランドを検討、購入するユーザー層について話を伺った。
販売店によると、エルグランドに興味を示すのは従来型のエルグランドに乗っているユーザーよりも他車種に乗っているユーザーが圧倒的に多いとのこと。
また、ライバルと目されるアルファード(および兄弟車のヴェルファイア)と比較検討しているユーザーは意外なほど少ないというのが、予想と異なる点だった。
ではどんな車種に乗っているユーザーが多いのかというと、なんと輸入車。それもBMWやアウディといったドイツ車ユーザーが多いというのである。
そもそもエルグランドは3代目にフルモデルチェンジを果たした際、10cmほど全高を低めている。
そこがファミリーカーとしてこのクラスのミニバンを求めるユーザーからは不評となってしまったわけなのだが、逆に輸入車ユーザーからしてみると、絶妙な全高に映るようなのだ。
前輪駆動となったとはいえ、低重心で安定感のある走りにはもともと定評があったエルグランド。その点が輸入車好きの心を揺さぶるのかもしれない。
そして輸入車に乗っている層ということもあって年齢層も比較的高く、エルグランドをミニバンとしてではなく、ステーションワゴンの延長線上にあるクルマとして検討していることが多い。
普段は2列目までをゆったり使うという使用方法が多いのだとか。
そういったユーザーからするとアルファードは「四角いゴテゴテしたバン」に映るらしく、最初から検討のテーブルに乗らないということなのだろう。
つまり、まとまった台数は望めないものの、エルグランドはコアなユーザーからは未だに高い関心があるということなのだ。
それだけに日産もラインナップから外すことができないのかもしれない。