オペルの新しいシティカーは”アダム”

公開 : 2012.05.09 10:09  更新 : 2017.06.01 00:55

ヴォクゾール/オペルの新しいシティカーはアダムとネーミングされた。これまでジュニアとして知られていたこのモデルは、9月のパリ・モーターショーで発表される予定である。そして、ミニとフィアット500のライバルとなるべく来年初めに発売される。

ヴォクゾールは、アダムがちょうどミニと同じ3.7mの全長であることを認めている。ボディ・スタイルは3ドア4シーターで、スポーティなハッチバック・スタイルをとる。このテスト車両はニュルブルクリンクも既に走っているようだ。

凸面のリア・ウインドーはフォードKaのオリジナルを思わせるもので、ルーフラインはアウディA1スタイルだ。このデザインについてヴォクゾールは公式には「マッシブでスポーティ」だと語っている。

アダムは基本的には「シックで気の利いたクルマ」であり、特別に機能面を重視した造りではないという。ミニやフィアット500のようにカスタマイズが可能で、またコンパクトなサイズにかかわらず、チープで低価格を重視したものではないという。

ヴォクゾールは言う。「われわれにとってもマーケットにとっても少し異なるポジションを目指している。」と。より大きなサイズを持つコルサよりも価格は高く設定されることとなる。

アダムは同じプラットフォームを韓国でデザインされたGMのモデルにも使用する。それは次世代のコルサの下のクラスにセットされる予定だ。エンジニアリングはドイツで行われ、生産もオペルのアイゼナハ工場でされる。

エンジンは基本的には3気筒のガソリンとディーゼルが中心となるが、スポーティなモデルには2つのサイズの4気筒エンジンが搭載されることになるとオペルの関係筋は語っている。またEVモデルも2015年には追加されることとなる。

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