【ラ フェラーリの後継か】フェラーリ 謎のプロトタイプ発見 デザイン/パワートレインの違いは
公開 : 2020.10.31 20:20 更新 : 2020.11.01 05:10
フェラーリ・ラ・フェラーリをベースとしたプロトタイプが目撃されました。2013年に発売された963psのハイブリッド・ハイパーカーの後継モデルと考えられ、バンパーやルーフラインなどに違いが見られます。
10年に一度の新ハイパーカー?
フェラーリのランドマーク的存在であるハイブリッド・ハイパーカー、ラ フェラーリをベースとした新プロトタイプがイタリアの公道で目撃された。
軽いカモフラージュを施された今回のテスト車両は、ラ フェラーリ由来のボディスタイルを隠そうとはせず、サイドに貼られた青い三角のステッカーがハイブリッドモデルであることを表している。
しかし、シャシーをラ フェラーリと共有する可能性は低い。第一に、施されたカモフラージュは新しく、ラ フェラーリのテスト車両とは異なる。第二に、スタイリングの違いがあることが挙げられる。
例えば、ホイールナットは5本だが、ラ フェラーリではセンターロックが使用されていた。フロントの形状も変更されており、バンパーには中央のピラーがない。
特徴的なのは、ルーフラインの形状変更と、新しいエンジンカバーが取り付けられている点だ。ラ フェラーリの6.3L V12とは異なるパワートレインの搭載が予想される。
フェラーリの広報担当者は画像についてのコメントを控えた。新しいマシンのテストとして、単にラ フェラーリのボディを使用しているだけなのかもしれないが、詳細は不明だ。
しかし、フェラーリは10年ごとにニューモデルを発表する傾向がある。ラ フェラーリがデビューしてからほぼ8年が経つ今、後継モデルの可能性は否めない。
フェラーリの最高技術責任者であるマイケル・ライターズは昨年、AUTOCARに対し次のように語った。
「ほぼ10年ごとに1台を発表しているのは事実です。また、新しい技術が実現したときにのみ、1台を発表するというのも事実です。なので、わたし達は、新しいスーパーカーに求める技術とは何かを理解しなければなりません」
フェラーリの2台目のハイブリッド、SF90ストラダーレは、ラ フェラーリよりもパワーがあるものの、生産台数に制限がなく、価格も約3分の1なので、直接的な後継モデルとはならない。
もしフェラーリが真のハイパーカーを開発するとしたら、アストン マーティン・ヴァルキリー、ランボルギーニ・シアン、マクラーレン・スピードテイルと競合するように作られる可能性が高い。