【詳細データテスト】ポールスター1 長いEV走行距離 高速域では快適だがやや非力 もっと軽ければ
公開 : 2020.10.31 18:50
使い勝手 ★★★★★★★★☆☆
インフォテインメント
ポールスター1には、9.0インチ縦型タッチ式ディスプレイを用いる、ボルボがセンサスコネクトと銘打ったインフォテインメントシステムが装備される。操作はすべてタッチスクリーンを介するもので、別体の操作デバイスを用いるマルチメディアシステムとは世代が異なる。
おもしろいことに、続いて登場した2では、Androidベースの新たなインフォテインメントを導入している。ポールスターでこのシステムを用いるのは、今回の1のみとなりそうだ。
スワイプとスクロールでの操作に慣れてしまえばシンプルに使えて、システムは上々の働きをみせる。ほとんどのプロセスは、2度の入力で済む。ホーム画面を中心に、一方へスワイプすればドライバーアシストとセーフティシステム、反対側ならエンターテインメントやアプリのメニューへ移動できるのだ。
バウワース&ウィルキンス製オーディオの出来はいいが、この価格帯のライバルが備えるプレミアムオーディオと比べるなら、平均的といったところ。スマートフォンのミラーリングはAppleとAndroidの双方に標準で対応するものの、USB経由でないと接続できない。ワイアレス充電は装備していない。
燈火類
アクティブベンディングビームテクノロジーを備えるLEDヘッドライトは明るく、ロービームのレベルも上々のセッティング。ただし、自動減光はもう少し早くできるはずだ。
ステアリングとペダル
ペダル間隔にはゆとりがあり、足さばきがとくにタイトだと感じることはない。ステアリングコラムは、前後調整幅がやや足りない。
ボルボで見慣れた縦型ディスプレイのシステムは、操作をすべてタッチパネルで行うが、操作はシンプル。スマートフォンのように画面をスワイプして、アイコンをタップするだけで使いたい機能を起動できる。