ランボルギーニ・ガヤルド、最終モデルをラインオフ
公開 : 2013.11.27 20:30 更新 : 2017.06.01 02:14
10年間にわたって生産されてきたランボルギーニ・ガヤルドの最終モデルがラインオフされた。
ボローニャのサンタアガータの工場で最後に生産されたのは、ガヤルドLP570-4スパイダー・パフォーマンテだった。ガヤルドはランボルギーニの歴史の中で最も多い14,022台を生産したことになる。
ガヤルドは2003年のジュネーブ・モーターショーで、メーカー生誕40周年を記念したモデルとして登場した。年間生産台数は当初250台だったが、最終的には2,000台にまでなった台ヒット・モデルになった。
2005年にはスパイダーが追加され、2007年にはスーパーレジェッラが追加された。スーパーレジェッラはカーボンファイバーを多用しボディ・ウエイトを抑え、V10エンジンも523bhpに上げられたモデルだ。
2008年にはダイレクト・インジェクションがV10エンジンに採用され552bhpにアップ。第2世代のスパイダーは、同じ年にデビューしている。2010年には562bhpにまでパワー・アップしたスーパーレジェッラが登場し、2010年には570bhpまでアップしたスパイダー・パフォーマンテが追加される。
リア・ホイール・ドライブのガヤルドも登場している。バレンティーノ・バルボーニ・エディションと、550-2スパイダーだ。
また、スーパー・トロフェオ・ストラダーレとスクアドラ・コルセという2つのファイナル・エディションも加えられている。合計32モデルのバリエーションがガヤルドには存在したことになる。スクアドラ・コルセはスタンダード・モデルよりも70kg軽い1340kgのボディで、ランボルギーニの公称値は0-100km/h加速3.4秒、0-200km/h加速10.4秒、トップ・スピードは320km/hだった。
ガヤルドは45の国で販売され、ランボルギーニの中で最も成功を収めたモデルとなった。
後継モデルはカブレラとネーミングされたモデルで、既にニュルブルクリンクなどでテストを行っている風景がキャッチされている。このモデルは、次世代のアウディR8と基本を同じにするモデルで、600bhpを発揮する5.2ℓV10が搭載されることになりそうだ。デビューは2015年が予定されている。