【詳細データテスト】アストン マーティンDBX 絶対値よりバランス重視 自然なハンドリング 惚れるサウンド
公開 : 2020.11.07 11:50 更新 : 2020.11.14 16:49
使い勝手 ★★★★★★☆☆☆☆
インフォテインメント
DBXのインフォテインメントは、間違いなくメルセデスの旧型システムをベースとしている。ソフトウェアをいじって、アストン マーティン専用にグラフィックを仕立て直していても、それは明らかだ。
10.25インチのTFTディスプレイのグラフィックは、ランボルギーニ・ウルスやベントレー・ベンテイガなどのもっとハイテクぶりがあからさまなシステムに比べればベーシック。タッチパネル式ではなく、操作はセンターコンソールのダイヤル式コントローラーで行う。
ほとんどの部分は直感的に作動し、メニューは比較的簡単な手順で切り替えられる。ただし、Apple CarPlayのようなスマートフォンのミラーリングを利用するには理想的とはいえない。その場合は間違いなく、タッチ式ディスプレイに分がある。
インフォテインメントのこんな型落ちのソフトウェアは、パフォーマンスSUVのハイエンドにふさわしいと思えない。ましてやDBXのような、デザインを重視するクルマならなおさらだ。
燈火類
ヘッドライトは、ハイ/ローともLEDが標準装備。ロービームでも照射できる範囲と距離はかなりのもの。今回、ハイビームはテストする機会がなかった。
ステアリングとペダル
ステアリングホイールは、ドライバーの真正面にある。ステアリングコラムの調整量は十分あり、しっかり脇を閉めたドライビングポジションを取れる。ペダル感覚も余裕がある。