【水深90cm、入水体験も】ジャガー・ランドローバー柏 特設オフロードコース増設 認定中古展示場も
公開 : 2020.11.10 07:20
ランドローバーの“本来の姿”を
発表会には、ジャガー・ランドローバー・ジャパンのマグナス・ハンソン代表取締役社長も登壇。荒井社長のランドローバーへの強い情熱に尊敬の念を示し、ランドローバーブランドの本来の姿を知る良い施設になると、リニューアルを祝った。
実際に、オフロードコースの走行も体験してみたが、冒険心を刺激する迫力満点のもの。
今回は、オフロード走行に新型ディフェンダーを、渡河性能の体験には、ディスカバリーが使用された。
ディフェンダーのオフロード走行では、エアサスペンションによる車高調整機能やテレイン・レスポンスによる走行モード切替、3Dサラウンドカメラによる死角の確認などが体験できた。
車高を高めることで、モーグル走行でもボディが路面と干渉することなく、楽々と乗り越えられることを実感。
バンク走行やヒルクライムでは、車体が大きく傾きながらも滑りやすい路面を安定して走る四駆性能の凄さを味わった。
高い悪路走破性と共に感心したのが、最新のカメラ技術を活用した前方の映像だ。
死角となるボンネット下の映像を車内モニターに表示することで、走行直前の前方視界を確認。これにより安心して悪路を進むことができた。
渡河走行、体験してみよう
同施設での最大の魅力は渡河走行体験だろう。ディスカバリーの最大渡河性能である90cmの水路を通り抜ける体験ができるのだ。
筆者もオフロードコース走行の経験はあるが、渡河走行は今回が初。ディスカバリーのエアサスペンションの車高を最長とした後、ドキドキしながら、大きな水たまりに侵入。
まるでディスカバリーがボートになったように、水の中を突き進む。その際、車体は、半分ほどが水の中にある。
驚きは降車時にもあった。走行後、ドア周りを見ると、一切濡れていないことに気が付く。ドア内部には、水が浸入しないように、しっかりと密閉される構造を持つのだ。
このため、降車時に服が汚れることもなかった。ランドローバーの徹底した悪路への拘りを感じられた試乗であった。
新車ディーラーで、このような体験型施設が併設されることは珍しい。
ランドローバーオーナーのオフロード走行や、本格SUVの購入検討者からも大きく注目されそうだ。
今後のオフロードコースの試乗体験については、ジャガー・ランドローバー柏の公式ウェブサイトにて試乗予約を受付け、抽選にて決定されるという。