【詳細データテスト】アルピナB3ツーリング 圧倒的なパフォーマンス パフォーマンスカーでは異例の快適性 アルピナの最高傑作

公開 : 2020.11.14 11:50

使い勝手 ★★★★★★★★★★

インフォテインメント

B3は、アルピナ向けに仕立て直したBMWのライブコクピット・プロフェッショナルを装備。盤面がアルピナらしくブルーに彩られる12.3インチ画面のメーターパネルと、10.3インチのタッチ操作式センターディスプレイが備わる。操作は、センタートンネル上のダイヤル式コントローラーを用いれば、より直観的に行える。

高速走行向けのタイヤ空気圧モニターなど一部のメニューを別にすれば、これは上級仕様のBMWに搭載されるのと同じシステム。すなわち、クラスベストのシステムといえるものだ。

定評あるBMWのシステム、それも上位モデルがベースなので、インフォテインメント系の使い勝手は文句なく、機能も充実。操作系は必要度の高い実体スイッチが備わっており、走行中でも扱いやすい。
定評あるBMWのシステム、それも上位モデルがベースなので、インフォテインメント系の使い勝手は文句なく、機能も充実。操作系は必要度の高い実体スイッチが備わっており、走行中でも扱いやすい。    MAX EDLESTON

グラフィックはきわめて鮮明だ。また、BMWは賢明にも、音量やエアコンの調整用に実体スイッチを残したので、走行中のにも簡単かつ安全に操作できる。

デジタル仕様のラジオが268ポンド(約3.8万円)、スマートフォン向けのワイアレス充電器が420ポンド(約5.9万円)の有償オプションだったのは意外だ。Apple CarPlayはサブスクリプション対象だが、新車購入から1年分は車両購入金額に込みで、支払いが発生しない。

いっぽう、パーキングアシスタントは標準装備。前後のパークディスタンスコントロールとリバースアシスト、リアカメラがセットになっている。B3はそれほど大きいと感じないクルマではあるものの、これらのツールはやはり便利だ。

燈火類

ヘッドライトは、最上位仕様のLEDマトリックス・アダプティブビームが標準装備。ハイビームは強烈に明るいが、対向車の眩惑を引き起こすことはまずない。

ステアリングとペダル

2ペダルとも明らかに右寄りだが、操作に窮屈さはまったくない。ブレーキペダルは幅が広く、左足ブレーキもやりやすい。ステアリングコラムの電動アジャストは幅広い。

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