【価格/サイズ/内装は?】新型キャデラック・エスカレード、日本発売 3列7人乗りSUV 東京オートサロン2021に展示へ
公開 : 2020.11.12 21:20
新型エスカレード パワートレイン&シャシー
新型に標準搭載されるエンジンは、新しい6.2LのV8ユニット。
可変バルブタイミング、オートストップ/スタート機能、ダイナミック・フューエルマネジメント・テクノロジーを搭載し、最高出力426psを達成しつつ優れた効率性を両立した。
トランスミッションは、エレクトロニック・シフトコントロールを備えた10速オートマティックを選んだ。
足まわりは、前述のように新開発の独立懸架リア・サスペンションを採用。
各ホイールが個別に路面状況に対応し、乗り心地、ステアリングの応答性、コントロール性を飛躍的に向上させたという。
また、世界最速で反応するサスペンション技術「マグネティック・ライドコントロール」は、改良を加えた最新版にアップデート。
センサーで継続的に路面の変化を“読み取る”ことで、ほぼ瞬時にショックアブソーバーの減衰率を調整。従来のコンピューター制御のものよりも、高速に反応し、車体の上下動、ボディロール、大型SUV固有の振動を軽減する。
さらに、きめ細かな車高の調整を行う「アダプティブ・エアライド・サスペンション」、可能な限りのトルクをホイールに供給しトラクションを高める「電子制御式リミテッド・スリップ・ディファレンシャル(eLSD)」との組み合わせで、ボディコントロールと卓越した俊敏性を実現する。
新型エスカレード 装備
新型エスカレードの先進装備についても見ていこう。まずは、4台の外部カメラで撮影した周辺状況を、200万画素の鳥瞰図で表示する「サラウンドビジョン」を標準装備。
最大9つのカメラ・ビュー(リアカメラ・ガイドラインを含む)を提供し、簡単なヒッチ操作をサポートする牽引統合パッケージを採用した。
新型の「リアシート・エンターテインメント」は、クラス初の12.6インチ独立タッチ式HDディスプレイを左右のシートバックに備え、HDMIおよびUSB入力を介してゲーム、音楽、映像を再生するストリーミング機能、スマートフォンのミラーリングが可能となっている。
また、車内各所に各種充電/入力ポートを用意したほか、フロアコンソール内の冷蔵庫には冷凍機能も追加された。
音響面では、「AKG製オーディオテクノロジー」を初採用
有名ミュージシャンが使用するマイクで知られるAKGの技術を、初めて自動車のオーディオシステムに導入。36のスピーカーで構成された音響空間は、鮮明で没入感のあるサウンド・エクスペリエンスを提供するという。
また、前後乗員の声を内蔵マイクで捉えてスピーカーから出力することで広い車内でのコミュニケーションを強化した。
さらに、GMジャパンがゼンリンデータコムと共同開発した完全通信車載ナビ「クラウドストリーミングナビ」を標準装備。トンネルなどGPSで測位できない環境でも自律航法が可能となっている。