【フォーミュラEマシンを私的に楽しむ】ポルシェ・ビジョンE(2019年) ミュージアム所蔵モデル公開
公開 : 2020.11.22 18:01 更新 : 2021.07.12 18:38
ポルシェ・ミュージアムが所蔵する、コンセプトモデルやデザイン案が公開されました。2019年のフォーミュラE参戦に合わせ、一般向けに考えられたコンセプトモデルが、ポルシェ・ビジョンE。電圧800Vのシングルシーターです。
フォーミュラEを戦う99Xエレクトリック
translation:Kenji Nakajima(中嶋健治)
純EVによるレース、フォーミュラEは、現時点で最も革新的なモータースポーツ・チャンピオンシップだろう。未来の技術が、ハイパフォーマンスという限界的な条件で試されている。パワーだけでなく、効率や環境負荷なども欠かせない要素だ。
ポルシェも、フォーミュラEへの参入を決定。2019年から純EVによる戦いに挑むため、ポルシェ99Xエレクトリックがドイツ・ヴァイサッハで誕生した。
独自に開発されたドライブトレインは、純EVのスポーツカーの基礎として、役立つ可能性がある。公道用モデルとしても。
超軽量なサーキット用シングルシーター
そこでポルシェは、一般ユーザーのモータースポーツの領域を拡大するというアイデアを思いついた。現在のフォーミュラEに近い動的性能とドライビング体験を備えるマシンを、提供するというカタチで。
このポルシェ・ビジョンEは、サーキット用のシングルシーター・コンセプト。超軽量に仕上げられたマシンの中央に1席のシートが載り、電圧800VのEVシステムを搭載する想定だ。
このクルマ以外では叶えることができない、ドライビング体験を享受できるに違いない。