ジャック・ビルヌーブ、父の312T4をドライブ
公開 : 2012.05.09 20:07 更新 : 2017.06.01 00:55
5月8日、フェラーリのテスト・トラックであるピスタ・ディ・フィオラノで、ジャック・ビルヌーブが、父ジル・ビルヌーブがドライブしたフェラーリ312T4のステアリングを握った。
故ジル・ビルヌーブは1977年の第16戦カナダGPからフェラーリのドライバーとなり、1982年5月8日のベルギーGPの予選2日目に亡くなっているが、これはジルの30回目の命日を記念して行われたスペシャル・イベントだった。マシンは1979年の312T4で、南アフリカGP、アメリカ西GP、アメリカGPで3勝を上げ、チームメイトのジョディ・シェクターに次いで総合2位のポジションを獲得したマシンである。
ルカ・ディ・モンテゼモーロ社長、ピエロ・フェラーリ副社長、現在のフェラーリF-1ドライバーであるフェルナンド・アロンソとフィリップ・マッサ、マネージング・ディレクターのアメデオ・フェリーサ、そしてジルのテクニカル・ディレクターでもあったマウロ・フォルギエリも参加した。
多くのファンがマラネロで行われたこのプレゼントに惹きつけられた。また、未亡人のジョアンとその娘、メラニーにとっても忘れられない日になったことであろう。