【新開発のエンジン搭載】日産マイクラ 改良新型、欧州発表 燃費向上/排出ガス低減
公開 : 2020.11.17 06:50 更新 : 2021.03.19 11:28
日産が海外で展開するコンパクトカー、マイクラの改良新型が発表されました。従来のディーゼルエンジンを廃止し、新開発のパワートレインを採用。燃費向上と排出ガスの低減を実現し、欧州の環境規制に対応しています。
新型1.0Lガソリンターボを採用
日産は、海外で人気の高いコンパクトカーのマイクラに一部改良を施した2021年モデルを発表した。新開発のエンジンを導入するとともに、各グレードの仕様見直しを行った。
マイクラはもともと、日産マーチの海外名だった。5代目となる現行モデルは2017年に登場したが、マーチとは異なる独自の進化を遂げている。
今回の改良では、ユーロ6dの排出ガス規制に対応した1.0Lガソリンターボエンジン「IG-T 92」を搭載。燃費と排出ガスを改善した。従来のディーゼルエンジンは廃止された。
IG-T 92はトルク伝達も向上しており、少ないギアチェンジで高い走行性能を実現しているという。
性能の詳細はまだ明らかにされていないが、92psを発生し、0-100km/h加速で9.9秒をマークする現行モデルより若干遅くなる可能性がある。
新しいパワートレインの導入に加えて、グレード展開を刷新した。
最上位グレードのNスポーツとテクナにはLEDヘッドライトを標準装備。テクナには17インチのダイヤモンドカットアルミホイール、アラウンドビューモニターを採用している。
ベースグレードのビシア・プラスには、ヒルスタートアシスト、ライドコントロール、トレースコントロールが標準装備され、さまざまな路面状況におけるハンドリングを向上させている。
中間位モデルのアセンタは、アップル・カープレイを標準装備。
2021年モデルのマイクラは11月に発売され、価格は1万3995ポンド(195万円)からとなっている。