インフィニティGシリーズにメルセデス・エンジン搭載

公開 : 2012.05.10 10:22  更新 : 2017.06.01 00:55

2013年に発表されるインフィニティGシリーズ・サルーンは、メルセデス・ベンツ製の4気筒ディーゼルおよびガソリン・エンジンを搭載することが分かった。

BMW 3シリーズや2015年にデビューする予定のニュー・アウディA3をライバルとする日産のラグジュアリー・サルーンは、このクラスで成長を遂げているヨーロッパをターゲットとしている。

現在のGシリーズはサルーンとクーペ、そしてカブリオレの3タイプのボディを持ち、3.7リッターのV6ガソリン・エンジンを搭載しているが、4気筒ディーゼルが支配しているこの市場でかろうじて売上をキープしている状況だ。

「われわれはスタートから正しい選択といえるエンジンを搭載する予定だ」とインフィニティの北ヨーロッパ・リージョナル・ディレクターのトニー・ルイスは語った。

新しいGシリーズは、ジュネーブ・モーターショーで賞賛をうけたエマージのデザイン言語で製作されることとなる。2011年には145,000台の販売であったが、インフィニティはこのGシリーズを2016年に50万台販売する予定だ。

また、直接A3のライバルとなるモデルは、2011年のジュネーブ・モーターショーでインフィニティ・エセレアという名前のコンセプトカーとして発表されている。このエセレアはメルセデス・ベンツのAクラスおよびBクラスのベースとなったMFAプラットフォームを基に造られる。インフィニティ初のフロント・ホイール・ドライブ・モデルにメルセデスの技術が貸与されることとなる。

インフィニティは売上を伸ばすために、現在55しかないヨーロッパでのディーラー・ネットワークを2016年までに230まで増やす予定だ。とりあえず2013年3月までに35プラスすることとなっている。

また、F-1のレッドブル・レーシングへのスポンサードをはじめとして、2016年までにブランド認知を増すことも考えている。

因みに、レッドブルはインフィニティにとって重要なパートナーであり、エマージについても2つのプロダクション・コンセプトを持っているという。セバスチャン・ベッテルは、インフィニティも参加する来月のグッドウッド・スピード・フェスティバルで、鍵となる役割を演じるという。

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