【新型シビック初公開】ホンダ、11代目のプロトタイプを米国発表 タイプRも デザイン刷新 シャシー強化
公開 : 2020.11.18 12:00 更新 : 2020.11.18 17:52
11代目となる新型ホンダ・シビックのプロトタイプが公開されました。内外装のデザインを刷新し、マイルドで洗練されたスタイリングとなっています。セダン、ハッチバック、クーペ、タイプRが設定されています。
まったく新しい11代目シビック
ホンダは17日、ライブ・ストリーミング・サービスのTwitchで、新型シビックのプロトタイプを公開した。スタイリングの刷新、ボディとシャシーのアップグレード、新技術の採用により、全く新しい11代目へと生まれ変わった。
公開されたのは新色のソーラーフレアパールを施したプロトタイプだが、市販モデルでもこのスタイリングは維持されるはずだ。
ホンダによると、11代目シビックは、ロー&ワイドなスタンス、クリーンで洗練されたディテール、開放感のあるキャビンなど、時代を超えたホンダ・デザインからインスピレーションを得ているという。
バリエーションとして、セダン、ハッチバック、Si、そしてタイプRも設定される。
日本や米国で高い人気を得てきた先代モデルの魅力を高め、より幅広い世代に受け入れられるよう新要素を随所に盛り込んでいる。Twichでデビューさせたのも、若いユーザーにアピールする狙いがあるようだ。
ホンダの米国法人のデイブ・ガードナー上級副社長は、次のように述べている。
「シビックは常に期待を超えてきました。新型では、人間を中心としたデザイン、優れたダイナミクス、スタイル、安全性能、そして運転の楽しさを備え、コンパクトカーの基準を打ち立ててきたシビックの伝統を引き継いでいます」
時代を超えたエクステリアデザイン
ホンダは、テクノロジーとデザインは乗員のためにあるという「マン・マキシマム/メカ・ミニマム(M/M思想)」をベースにスタイリングを再構築。
全高やヒップポイントの低さなどは先代モデルを継承しつつ、シビックの伝統的なデザイン思想である「薄くて軽い」ボディデザインを採用。ボンネットやフロントフェンダー、ベルトラインを低くすることでスポーティな雰囲気を演出している。
また、Aピラーを後方にスライドさせたり、サイドミラーの位置をドア側に移動させたりするなど、視認性の確保に注力している点も特徴だ。
フロントマスクは、ヘッドライト下の直立グリルをオフセットさせるなど、水平基調のデザインを採用。
また、キャビンをボディ後方に移動させ、ボンネットを長くすることで、伸びやかなサイドビューを実現している。
ホンダによると、フロントフェンダーからテールランプに向かって緩やかな弧を描くシャープなショルダーラインは、全体のデザインに連続性を持たせ、リアフェンダーから上昇するRラインは、静止した状態でも「動き」を感じさせるものになっているという。
リアはワイド感と安定感を強調した新しいテールランプを採用し、トランクリッドのエッジにより遊び心を演出しながら空力性能を高めた。