トヨタ・ヴァーソにBMW製ディーゼル
公開 : 2013.12.03 18:00 更新 : 2017.06.01 02:14
トヨタ・ヴァーソにBMW製の1.6ℓディーゼル・エンジン搭載モデルが登場する。2011年12月にトヨタとBMWとの間で技術的なコラボレーションが合意されたが、それが具体的になったもの。具体的には2014年1月にトルコのアダパザリ工場で生産がスタートするヴァーソ1.6D-4Dに110bhpのBMW製のターボ・ディーゼルが搭載される。このエンジンのトルクは27.5kg-m/1750-2250rpmだ。
ユーロ5のエミッションにも対応したエンジンで、BMW1シリーズやミニのMk2モデルにも搭載されていたものだ。CO2排出量は119g/kmという。
BMWエンジンの移植を担当したベルギーのトヨタ・モーター・ヨーロッパのジェラルド・キルマンはAUTOCARに、エンジン・マウントと新しい2倍の重さを持つフライホイール、そして新しいギアボックス・ハウジングの開発が必要だったとコメントしている。また、最大の技術的な挑戦となったのは、BMWとトヨタ都の間のエレクトロ・インターフェースの作成だったと語っている。また、トヨタはこのBMW製エンジンのために新たにアイドリング・ストップ機構も開発している。
ヴァーソの基本的なボディ構造は変わることなかったが、NVH抑えるために最小限の変更をしているという。
トヨタとBMWの協業は、新しいスポーツカー・プラットフォームの研究、軽量ボディの研究、リチウム・エア電池のリサーチ、そして燃料電池システムの開発などとなっている。