【改良新型に】マツダ3 SKYACTIV Xとディーゼルを、パワーアップ マニュアル仕様を拡大
公開 : 2020.11.19 11:40
足まわりの進化/6速MT
ハードウェアでは、唯一サスペンションが改良されている。
サスペンションの形式などは変更されていないが、ダンパー(ショックアブソーバー)はフロント/リアとも減衰特性を変更。
フロントのスプリングとバンプストッパーも特性を変更し、車両応答の質感を向上している。
つまり、サスペンション全体をより滑らかに動かすことで、路面から伝わる振動を抑制し、ダイナミクス性能と乗り心地を向上している。
この改良は、同じプラットフォームを使用するCX-30やMX-30の開発からフィードバックされたもので、よりフラット感のある乗り味が提供されるという。
また、ファストバック(ハッチバック)のSKYACTIV G 2.0 2WDモデルに、6速MT(マニュアルトランスミッション)搭載車が追加設定された。ガソリンエンジンならではの伸びの良さを、ダイレクトに操る楽しさが与えられている。
マツダ3では、セダンのトランスミッションは6速ATのみだが、ファストバックではSKYACTIV G 1.5とSKYACTIV Xには6速MTが設定されていた。今回、SKYACTIV G 2.0にも6速MTが設定されたことで、幅広いユーザーの要望に対応していく。
安全装備/WCDOTY記念モデル
安全装備では、CTS(クルージング & トラフィックサポート)やMRCC(マツダ レーダー クルーズコントロール)といった運転支援システムの性能を、ソフトウェアのアップデートにより向上させた。
CTSは、追従走行機能とステアリングアシスト機能により、高速道路や自動車専用道路の渋滞時等に運転疲労の軽減をサポートするが、この作動上限車速を55km/hから高速道路でも使用可能な速度域まで引き上げた。MRCCは、加減速の制御をより人間特性に合わせて滑らかに変更している。
また、マツダ車の全ラインアップ(OEM供給モデルを除く)に設定されている100周年記念車だが、マツダ3では2020 ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー(WCDOTY)の受賞を記念したモデルを新たに設定する。
この記念車は、100周年記念車専用のフロアマットやセンターホイールキャップ、フロントフェンダー部のバッジ、キーフォブなどの特別装備に加えて、ソウルレッドクリスタルメタリックのボディカラーを採用し、WCDOTY受賞記念モデル専用のオーナメントが納車時に進呈される。
セダン、ファストバックとも、すべてのパワートレインで、この記念車が設定されている。
改良新型マツダ3(2020年モデル)の価格は、222万1389円〜368万8463円。
100周年特別記念車/100周年記念車WCDOTY記念モデルの価格は、289万3869円〜397万3343円。