【極みのシルバー 新色の銀影ラスター】改良新型レクサスLS、発表 高度運転支援技術は2021年から
公開 : 2020.11.24 11:20
インテリアにも日本の感性を
インテリアでは、オーナメントにプラチナ箔&西陣を新規設定し、西陣織の銀糸やプラチナ箔の輝きにより、「月明りに照らされた波の揺らぎによる『月の道』を表現した」という。
ハンドルとセンターコンソールのスイッチ類を黒で統一し、視認性を向上。また使用頻度の高いシートヒーターとステアリングヒーターの操作画面を表示させるスイッチをセンターコンソールに追加することで、操作性を向上。
マルチメディアシステムは、新たにタッチディスプレイを採用するとともに、SmartDeviceLink、アップル・カープレイやアンドロイド・オートに対応。iPhoneやAndroidスマートフォンを12.3インチタッチワイドディスプレイに連携することで、画面操作や音声操作が可能になるなど利便性が大きく向上した。
乗り心地や走行性能などの基本性能が進化
LS 500に搭載される3.5L V型6気筒ツインターボエンジンでは、使用頻度の多い走行領域でのエンジントルクの立ち上がりを向上させ、余裕のある力強い走りを実現。
電動駆動方式で過給圧を制御するウェイストゲートバルブのバルブ開度を緻密に制御し、アクセル操作に対して発生するエンジントルクの精度を高め、車両の加速レスポンスを向上させた。また、シフトスケジュールを変更し、ギア段を維持したまま加速できる領域を拡げることで、シフトダウン頻度を低減。
加えて3.5L V型6気筒ツインターボエンジンにおいて、燃焼室形状の最適化により、燃焼効率を向上することで、出力、燃費性能、静粛性を向上。コンロッド形状の最適化やクランクシャフトの軽量化と、剛性の向上、および可変バルブタイミング機構(VVT)の油圧制御化による軽量化に行い、静粛性と応答性の向上を実現させた。
このほか、2WD車のフロントサスペンションの高強度アルミ鍛造アームへの変更などで、路面からの入力が伝わりにくくなり、乗り心地を向上させた。シート表皮の縫い位置をより深い位置に変更するとともに、新たに開発した低反発ウレタンパッドを採用。振動吸収と柔らかな座り心地により、快適性を向上させた。
最新の高度運転支援技術「Advanced Drive」搭載車は2021年の発売を予定
新型LSでは、Lexus Safety System +Aを全車に標準設定し、各機能を拡充、進化させた。
新型LSに搭載されるLexus Safety System +Aは、「プリクラッシュセーフティ」の対応領域を拡大し、交差点右折時に前方から来る対向直進車や、右左折時に前方から来る横断歩行者も検知可能に。低速時の衝突回避または被害軽減をサポートする低速時加速抑制などの機能が追加。カメラで主要な道路標識を読み取り、メーター内に表示する「ロードサインアシスト(RSA)」において、最高速度120km/hまで表示する。
また、高速道路などの自動車専用道路での運転における最新の高度運転支援技術「Advanced Drive」搭載車は2021年の発売を予定。ドライバー監視のもと、実際の交通状況に応じて車載システムが適切に認知、判断、操作を支援し、車線・車間維持、分岐、レーンチェンジ、追い越しなどを行う。ドライバーはアクセル、ブレーキそしてハンドル操作からも解放される。
このほか、駐車場での車庫入れのアクセル、ブレーキ、ハンドル操作などを支援するAdvanced Park、デジタルインナーミラーなどを搭載する。