【価格帯/サイズ/いつ発売?】日産ノート(2020年) コンパクトカーがフルモデルチェンジ 詳細解説
公開 : 2020.11.24 12:00 更新 : 2020.11.24 13:32
日産ノート(2020年) 内装
インテリアも、エクステリア同様に大きく進化した。ここにも、アリアとの共通性が感じられる。
インパネは、コンパクトカーを感じさせないワイド感を出すために水平基調とし、センターコンソールは前後方向に水平で快適な長さを強調している。
メーターパネルはアリア譲りの先進一体型バイザーレスディスプレイを採用。いままでのクルマのインパネとは異なる、近未来的なものだ。
7インチのアドバンス・ドライブアシスト・ディスプレイやクラス最大級の9インチ・ナビゲーションシステムなども設定され、メーターの表示はステアリングのスイッチで操作できる。
アームレストやセンターコンソール上のスイッチ類はブラック基調のモダンなデザインとされ、インパネまわりと巧みにデザインの共通性が図られている。
また、センターコンソール下、大型コンソールボックス、リトラクタブル式のインパネ・カップホルダー(クローズ状態ではスマホもおけるポケットになる)など、収納に見せないスタイリッシュなストレージも洒落ている。
前述のように現行型よりサイズダウンしている新型ノートだが、リアシートにはリクライニング機構も備え(ライバル車にはない)、ヘッドスペース/ニースペースともクラストップを維持している。
日産ノート(2020年) パワートレイン
従来型ノートのパワートレインは、1.2L直3の自然吸気版、スーパーチャージャー付き、そしてeパワーが設定されていたが、新型ではeパワーのみとなった。
とはいえ、eパワーも現行型のキャリーオーバーではなく、新世代のものに進化している。
シリーズ方式ハイブリッドシステムのeパワーとは、エンジンは発電のみに使用され、クルマの駆動はモーターのみで行う方式だが、最新の電動化・知能化技術で、よりEVに近い力強く上質な走りを実現しているという。
駆動用モーターの最高出力は85kW、最大トルクは280Nmを発生し、現行型の80kW/254Nmよりも最高出力は6%、最大トルクは10%アップしている。
これにより、発進加速はもちろん、右折時や合流時なども素早い走り出しで、力強く加速する。
さらに、市街地走行ではアクセルを急に戻しても滑らかに減速、高速走行でもアクセル操作に敏感に反応しないなど、滑らかな走りが可能になった。
駐車時や停車時も、常にクリープ走行状態なので、停止位置はコントロールしやすく、ブレーキを踏めばオートブレーキホールドが停止状態を維持する。
エンジンの作動頻度低減、エンジン作動音の低減、車体遮音性能の向上などにより、エンジンを感じさせない1クラス上の静かさを実現している。