【動的性能と環境性能の両立】BMW X3 xドライブ30e Mスポーツへ試乗 292psのPHEV 前編
公開 : 2020.11.29 10:25 更新 : 2021.07.27 14:51
扱いやすいインフォテインメント・システム
ダッシュボードには、インフォテインメント用の10.3インチ・タッチモニターと、メーターパネル用の12.3インチ・モニターが標準で付く。システムはOS7.0と呼ばれる最新のもの。
英国ではコネクティビティ機能とスポティファイによる音楽ストリーミング・サービスが利用できる。Mスポーツでは、無線対応のアップル・カープレイとアンドロイド・オードも標準搭載する。
スマートフォンのワイヤレス充電やヘッドアップ・ディスプレイなどを利用したい場合、オーディオもアップグレードされるテクノロジー・パッケージを選ぶ必要がある。価格は1900ポンド(25万円)。
インフォテインメント・システムは、タッチモニターのほか、iドライブ・コントローラーと音声認識機能で操作が可能。全体的に使いやすい。ホーム画面は、カスタマイズ可能な点もイイ。
ドライビング・モードは、PHEVとして平均的な複雑さ。一度乗れば、すぐに慣れるだろう。選択肢は、コンフォート、スポーツ、エコプロ、アダプティブの4モードのほか、PHEV用としてeドライブと記されたボタンが追加されている。
このボタンで、純EV状態での走行か、ハイブリッドか、バッテリーを温存しての走行かを切り替えられる。ハイブリッド・モードがデフォルト設定だ。
X3 xドライブ30eは、ハイブリッド・モードでとても滑らかに走る。電気モーターとエンジンの制御も、よく煮詰められている。市街地を移動する程度なら、エネルギー源はバッテリーだけで済むだろう。
この続きは後編にて。