【価格/スペック/内装は?】新型スズキ・ソリオ/バンディット 2020年のフル・モデルチェンジ トヨタ・ルーミーとサイズ比較

公開 : 2020.11.25 11:02

スズキソリオ新型 内装

インテリアでは、コンパクトカーとはいえ立体感や広がりを重視したデザインを採用している。

インパネは基本骨格が左右に貫き、安定感やボディサイズ以上の広がり感を表現している。現行型と同様にダッシュボード中央の上部にメーターパネルを備えるセンターメーターには4.2インチカラー液晶のマルチ・インフォメーション・ディスプレイも全グレードで標準装備。

ソリオ・ハイブリッドMZの内装(全方位モニター付メモリーナビゲーション装着)
ソリオ・ハイブリッドMZの内装(全方位モニター付メモリーナビゲーション装着)

上級グレードにはカラーのヘッドアップディスプレイも装備するなど、視認性は高い。

また、スイッチ類は機能的なデザインで使いやすい。手を伸ばす先や座ったときに目に入る場所を意識した加飾や、つい触れたくなるような立体的な表面処理を施したドアトリムなどで、上質さや充実感を表現。

インテリアのカラーは、ソリオはネイビーとホワイトを基調として洗練された空間を演出し、ソリオ・バンディットではボルドーとブラックを基調として上質感を追求した。

シートは、ソリオは光沢のあるライン柄とグレーミックス表皮を組み合わせてリビングルームのソファーのような雰囲気に。

ソリオ・バンディットは、立体感のあるブラック&ボルドー柄で深みを表現し、鈍く輝くメタルのような表皮アクセントに用いている。

スズキ・ソリオ新型 パッケージング

新型ソリオは、従来モデルから最大の魅力である広い居住空間と取り回しの良さはそのままに、全長も含めたパッケージングを見直した。荷室空間は、さらに広くなっている。

とくに荷室床面長は5名乗車時でも550〜715mmと、現行型より100mmも拡大されている。

新型ソリオのシートアレンジ
新型ソリオのシートアレンジ

5名乗車時でも35Lサイズのスーツケースが5個積載できる。2名乗車時ならば、最大1390mmもの床面長を確保。

リアシートはリクライニング&スライドするので、フロント・シートバックを倒せばセミフラットなシートアレンジも可能だ。

また、キャビンにも収納スペースは豊富で、運転席アンダートレー、インパネドリンクホルダー、ショッピングフック(ラゲッジサイド左側)などが新設され、そのほかにもフロント・オーバーヘッドコンソールやインパネ・アンダーボックス、助手席シートアンダーボックスやサブトランク(2WD)など、およそ15もの収納スペースが車内に備えられている。

スペースを有効活用した機能的な収納がさらに充実されたことにより、車内はスッキリ片づけられるというわけだ。

スズキ・ソリオ新型 シャシー&パワートレイン

シャシーには、軽量・高剛性で定評のある新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用。補強部品を減らしながら、基本性能の向上と軽量化を実現させている。

また、ダッシュアウターサイレンサーやショックアブソーバーなどの改良、減衰マスチックシーラーやスタビライザーストッパーの採用といった、ボディや足まわりの防音・防振対策により、乗り心地(とくにリアシート)と静粛性を向上させている。

新型ソリオのACC作動イメージ
新型ソリオのACC作動イメージ

パワートレインは、パワフルで静粛性に優れた1.2Lの4気筒エンジン、K12C型デュアルジェットで、ベーシックグレードのG以外はISG(モーター機能付き発電機)を組み合わせたマイルドハイブリッドを採用している。

エンジンの最高出力は91ps/6000rpm、最大トルクは12.0kg-m/4400rpmというパワースペックは現行型と変わらない。

マイルドハイブリッド仕様では、これに3.1psと5.1kg-mを発生するモーター機能付き発電機のISGを組み合わせ、アイドリングストップ車専用の鉛バッテリーと12Vのリチウムイオン・バッテリーに充電。加速時などにエンジンをアシストする。

減速時にはブレーキを踏んで車速が約13km/h以下になるとエンジンは自動停止。ハイブリッドMX(2WD)のWLTCモード燃費は、19.6km/Lを達成した。

組み合わされるトランスミッションは、CVTのみ。駆動方式は、全グレードで2WD(FF)と4WDが設定されている。

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