【最高出力1000ps以上】新進気鋭のナーラン・オートモーティブ 4人乗りハイパーカー発表 49台限定生産
公開 : 2020.11.27 11:20
インテリアには大理石も採用
ナーランはニュルブルクリンク・ノルドシュライフェでのテスト走行を予定しており、その際には、フロントエンジンのロードカーとしてラップレコードへの挑戦も計画している。
ペッグによると、ピレリのトロフェオRタイヤを使ったシミュレーションでは、200km/hで400kgのダウンフォースを発生させ、7分40秒前後での完走が可能であるという。
ナーラン・オートモーティブは昨年、CFD(数値流体力学)の研究に1年を費やした。同社は間もなく、英コベントリー近郊の研究開発拠点からシェイクダウン・テストを開始する予定だと述べている。
その後、ドイツのアーヘンにあるレーシング・ダイナミクス社で月に2台のペースで組み立てが行われる。
インテリアでは、レカロがカーボンシェルのシートを供給する予定だ。非常にスリムな背もたれにより、後席の足元空間を15cmほど確保するという。
ディテールに珍しい素材を採用している点も特徴的だ。元アストン マーティン・ラゴンダのインテリアデザイナーであるケイト・モントゴメリーによって、馬の毛と大理石が採用されている。
こうした一風変わったデザインは、1000ps以上の出力を持つサーキット向けハイパーカーの存在意義とは相反するように思えるが、この市場ではエキセントリックなカスタマイズも重要なのだ。
ナーランは「すでにかなりのお客様から反響をいただいています」と述べているが、具体的な数字は明かされていない。