【未来の電動リムジン】新型メルセデス・ベンツEQE、プロトタイプ発見 2022年発売予定
公開 : 2020.12.02 06:05 更新 : 2021.09.06 11:25
メルセデス・ベンツEQEのプロトタイプが目撃されました。フラッグシップのEQSに続く高級EVセダンで、2022年に欧州で発売予定です。従来のEクラスとは異なり、クーペスタイルのデザインを採用しています。
EQシリーズ特有のスタイリング
メルセデス・ベンツの次期高級EV、EQEのプロトタイプが目撃された。新型EQSと同様のスタイリングを採用するEVセダンとして、2022年に発売される予定だ。
3月にもプロトタイプが目撃されているが、10月上旬にメルセデスから正式に発表されてからは初となる。厳重にカモフラージュが施されているが、EQSとの共通点も多く見られる。
EQEは、従来のEクラスとはほとんど似ておらず、シャープなクーペスタイルのシルエットを採用している。
内燃機関を搭載しないことでフロントエンドが短くなっているほか、フラットフロアのEVAプラットホームの採用により、車内はより広々とした空間を実現している。
また、今回目撃されたプロトタイプからは、エンブレムを下方に配置したフロントマスクや、三日月型のヘッドライトなども確認できる。リフトバックスタイルのリアを見る限り、セダンボディのEクラスよりも大きなトランクを備えているようだ。
メルセデスは10月にEQEを発表した際、SUVバージョンの導入についても言及した。2025年にはMMAと呼ばれる小型・中型モデル専用の新しいEVプラットフォームや、1回の充電で1200kmの走行が可能とされる次世代EVも導入される。
メルセデスのEVアーキテクチャーおよびEQモデルの担当役員であるクリストフ・スタージンスキーは、EQEを「EQSよりも少し小さい、未来のビジネス・リムジン」と表現している。
EQEはメルセデスとBAICとの提携により中国で製造される。