576bhpのヴォグゾールVXR8 GTS登場
公開 : 2013.12.11 19:15 更新 : 2017.06.01 02:14
来年1月に行われるオートスポーツ・インターナショナル・しょーで、ヴォグゾールVXR8 GTSがデビューする。このVXR8 GTSはBMW M5、メルセデス・ベンツE63 AMG、ジャガーXFR-Sに対抗可能な576bhpの6.2ℓV8スーパーチャージャー・ユニットをフロントに搭載したモデルだ。
そのエンジンは、シボレー・カマロZL1にも搭載されあGM製のLSAユニット。M5よりも24bhp、E63 AMGよりも27bhp、そしてXFR-Sよりも34bhp大きい数値だ。その一方で、価格は£54.999(930万円)と圧倒的に安い。ヴォグゾールは英国で500bhp以上のモデルとしては最も安いとアナウンスしている。
このVXR8 GTSは、オーストラリアの兄弟会社、ホルデンのF-GTSをベースにしている。
このパワー・ユニットは、前モデルに対して150bhpも大きく、トルクも19.4kg-m大きい75.3kg-mだ。主にスーパーチャージャーの追加によって成し遂げられた数値だが、その他エグゾースト・システムや冷却系をアップグレードしている。
トランスミッションは6速マニュアルが標準、6速オートマティックがオプションとなる。
パフォーマンスは0-96km/h加速が4.2秒。最高速はリミッターで250km/hに制限されている。ちなみに、前モデルのGTSは0-96km/h加速が4.9秒だ。
ダンパーはツーリング、スポーツ、トラックの3モードの可変マグネティック・ライド・コントロール。ドライビング・モードは電子ダイヤルによってツーリング、スポーツ、パフォーマンス、トラックの4つが選択可能。このドライビング・モードの変更によって、ESC、ラウンチ・コントロール、トラクション・コントロール、エグゾースト・サウンド、トルクベクタリング、電動パワー・ステアリングが調整される。
ヴォグゾールによれば、前のGTSよりも、より優れたボディ・コントロール、シャープなハンドリング、そして乗り心地の向上が図られたという。
ブレーキはアルミニウム製の6ピストン・キャリパーによって強化され、タイヤはフロントが255/35R20、リアが275/35R20のコンティネンタル・タイヤが装着される。
この他、前方衝突アラーム・システムを含む安全装備が標準だ。
このVXR8 GTSは、外観もアップグレードされる。より大きく見えるフロント・エンドやフロント・グリルは専用。また、大きなリア・ディフューザーも装備される。
インテリアでは、本革スポーツ・シート、インテグレーテッド・インフォテーメント・システム、新しいインストルメント・スイッチなどが特徴だ。