【EV加速力ランキング】世界最速の電気自動車 12選 1位は日本車

公開 : 2020.12.03 19:05

厳しい環境規制により、世界中で電気自動車(EV)の需要が高まっています。技術力の進化により、EVは加速力の面で従来の内燃機関車に勝ります。その中でも高い加速力を持つ12台をランキング形式で紹介します。

もう退屈なクルマとは言わせない

text:AUTOCAR UK編集部
translator:Takuya Hayashi(林 汰久也)

日産リーフに始まる電気自動車(EV)は、今や世界中のメーカーがこぞって開発を進めているレッドオーシャンとなりつつある。そして、かつてのような「退屈なクルマ」というイメージも時間とともに薄まってきた。

少し前までは、重い鉛の蓄電池と貧弱なモーターに足を引っ張られ、その性能はマッスルカーというよりもミルクフロート(牛乳配達用の自動車)のようなものだった。しかし、現在では技術の進歩により、より速く走るための手段として電気が使われ始めている。

ピニンファリーナ・バッティスタ
ピニンファリーナ・バッティスタ

そして加速力の面において、EVは内燃機関車よりも優位に立っている。

ここでは、0-97km/h加速のタイムをベースに、加速力に優れた市販EVを12台紹介する。

なお、パフォーマンス数値にはメーカーによる推定値も含む。また、現時点では発売されていない将来のモデルも取り上げている。数年後、このリストを見返したときに現実との差がどれほど開いているのか、確かめるのが楽しみだ。

ジャガーIペイス

ジャガー初の電動高級SUVは、0-97km/h加速で4.5秒というハイパフォーマンスを実現している。2基の電気モーターを搭載し、0rpmから400psと70.7kg-mのトルクを発生させることができる。

優れたサスペンションシステム、トルクベクタリング、50/50に近い重量配分により、驚くほど俊敏なハンドリングを実現している点も特徴だ。

ジャガーIペイス
ジャガーIペイス

テスラモデル3

EVメーカーのトップという地位を考えれば、このリストにテスラが入っていても不思議ではないだろう。モデル3の最も注目すべき点は、同社の主力モデルでありながら、ここに挙げた他のモデルと比較しても価格が価格で、使い勝手の良いモデルであることだ。

フラッグシップモデルである455psの四輪駆動仕様では、停止状態から3.1秒で97km/hに達する。驚くべきことに、将来の無線アップデートにより、さらにペースを上げることができるようになるかもしれない。

テスラ・モデル3
テスラ・モデル3

ロータスエヴァイヤ

ロータスが公式なパフォーマンス数値を発表すれば、1950psのエヴァイヤはもっと上位にランクインすることになるだろう。それまでは、0-97km/h加速が「3秒未満」、最高速度は「320km/h以上」という控えめな数値を見なければならない。

いずれにしても、エヴァイヤはクラストップレベルの車両重量1700kgと、パフォーマンスの可能性を最大限に引き出すドライバーモードにより、最もエキサイティングなマシンの1つになるだろう。

ロータス・エヴァイヤ
ロータス・エヴァイヤ

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